ISクローズアップ

Vol.035 設立15周年 現場力をもとに、新たなステージへ

2014年3月11日 「最高のきらめきを」
特集 : 設立15周年 現場力をもとに、新たなステージへ

最高のきらめきを

代表取締役社長 前川一博の写真

氷上、雪上で熱戦が繰り広げられたソチオリンピックが閉幕しました。この4年間、厳しく濃密な鍛錬を積み重ねてきた選手たちにとって、本番はまさに"瞬く間"だったことでしょう。一瞬に最高のきらめきを放つ彼らの姿を見て、当社がもっとも輝くであろう場面に思いを馳せました。頭に浮かんだのは「パナソニックISに仕事を頼んでよかった」とお客さまに実感していただけた、その瞬間でした。

おかげさまで当社も設立から丸15年を迎えます。まだまだ未熟で至らない点も多いと自戒する一方、お客さまとともに歩み、学びを積み重ねながら一つひとつ進化し続けた15年だったとも思います。みなさまには改めて感謝申し上げます。

選手たちはすでに次を向いた取り組みを始めているでしょう。私たちも、お客さまからシステムをお任せいただく限り、進化に対する努力を諦めません。それが私たちの使命です。

金メダルのように大きな目標ですが、最高にきらめく瞬間のために、そして、経験と実績の積み重ねがさらに大きな満足を提供するための糧だと信じて。私たちはこれからもたゆまぬ努力を続けてまいります。

設立15周年 現場力をもとに、新たなステージへ

設立15周年 現場力をもとに、新たなステージへ

当社はおかげさまで、2014年3月4日に設立15周年を迎えることができました。

1961年に松下電工(当時)の情報部門として誕生し、1999年の会社設立を経て現在に至るまで、守り続けてきたのは「自ら試し、選び、調達し、育てる」というポリシー。今号では、こうして経験を積み自らの強さに変えてきたわたしたちの歴史とともに、今新たに取り組んでいる挑戦をご紹介します。

歴史からひも解く パナソニックISの強み

1961年誕生

当社の歴史を振り返る上で避けて通れないのが、前身となる松下電工(当時)の情報部門時代です。

「コストパフォーマンスがよければ、新しいものを積極的に使っていく」という気風の中、営業受発注システム「アローシステム」を開発。これは国内製造業初の完全リアルタイム・オンラインシステムで、注文や問い合わせに3秒以内で応答するという、当時としては非常に画期的なものでした。

「アローシステム」は幾度も拡充・進化を重ね、現在ではパナソニック(株)エコソリューションズ社を中心とするパナソニックグループの製造・流通・営業を支える巨大基幹システムへと発展。こうした歴史の中、わたしたちは複数メーカーから最適なものを選んでつなぐ「マルチベンダ」としての知見を積み上げてきたのです。

1999年飛躍

約40年間培ったノウハウを武器として、1999年に松下電工インフォメーションシステムズ(当時)を設立しました。当時からのポリシーは「あくまでもお客さまへのお役立ちが第一」ということ。コンピュータを意識させないシステム作りのため、IT基盤からアプリケーションまですべて自分たちで考え、試し、運用で鍛える姿勢を貫いてきました。

アプリケーションを最大効率で稼動させるため、最適なIT基盤を選定・構築できる。逆に、IT基盤を熟知しているからこそ、そのポテンシャルを最大限に発揮できる。さらには業務に踏み込んだ視点で、システムとシステムをつなぐことができる。こうした「現場力」を大事にして、現在も幅広いソリューションをお届けしています。

パナソニックISの歴史

15年のあゆみ

わたしたちの新たな挑戦

これまでの経験を土壌に、ITの"サービス"化という新たな取り組みでくらしやビジネスを幅広く支えています。

挑戦1 レジャー施設をもっと骨太に

あべのハルカスイメージ

大阪・あべのに、地上300メートルという日本一の高さを誇るビル「あべのハルカス」が誕生しました。展望台「ハルカス300(3月7日開業)」と都市型美術館「あべのハルカス美術館(3月22日開業)」には、当社のクラウドサービスが活用されています。

これから、多数の来場者をお迎えすることになるチケットカウンター。入場券は多くの委託先で販売されるため、その券種は多種多様です。これをすべてシステム上で管理することで、チケットを簡単にミスなく発券し、スムーズにお渡しすることができるのです。

さらに各種端末や入場ゲートなどの設備は、当社サービスの一部として施設へご提供しています。そのため、施設を運営する近畿日本鉄道(株)さまにとっては、初期投資や設備管理の負担を抑え、魅力的なイベント企画などにリソースを集中できるようになっています。

このようなクラウドサービスで、たくさんの人々が驚きと癒しの「あべのハルカス」に足を踏み入れる、そのお手伝いをいたします。

挑戦2 21世紀の教育を支える

映像授業イメージ

「反転授業」という言葉を聞いたことはありますか?

それは、映像で授業内容を予習しておき、授業では議論や実習を行うという新しい授業のかたち。主体的な学習を促すことができるとして、近年ではこのように映像を活用した教育スタイルが広まりつつあるのです。学習塾の映像授業が既に一般的ですが、大学などでも欠席者を対象として授業配信を行うケースが増えています。

当社では、この授業配信をリーズナブルに、かつ手軽に実現できる「ArgosView 授業配信システム」をご提案しています。通常このようなシステムは、高価な収録機材を用意する必要があること、また収録・動画変換・配信に手間がかかることなどが導入のネックとなりがちです。

このシステムでは、あらかじめIPカメラを設置し、授業の予定をスケジュール登録しておくだけ。手軽なIPカメラを利用しているほか、データを集中管理する構成のため、学内全体へも容易に展開可能。質の高い教育をIT面からサポートします。

挑戦3 営業現場をもっとスマートに

VAソリューションカタログイメージ

照明から配線器具まで、幅広い製品を取り扱っているパナソニック(株)エコソリューションズ社。製品の数だけカタログも多く、その総重量は過去20年分で実に440キログラム。とても持ち歩けたものではありません。

パナソニックISではこれをすべて電子化し、内装シミュレーションツールなどと一緒にタブレット端末へ格納した「VAソリューションカタログ」を開発しました。さらに、アドレス帳やメールシステム・決裁システムを社内にいる時と同じように使える専用タブレットを構築。すでに約3,000台のタブレットがエコソリューションズ社グループで活用されています(2014年1月現在)。

また2014年2月からは、販売パートナー企業さま向けのタブレット端末レンタルサービスもスタートしました。「VAソリューションカタログ」をプレインストールし、箱を開ければすぐに使える手軽さが魅力です。さまざまなタブレット端末サービスで、働き方革新を支援しています。

あいえす☆うちのBOSS<ボス>

「今号のボス」ESサポート本部 販売・流通ソリューション事業部 グループマネージャー 津田裕昭

茶目っ気たっぷりで「お父さんのよう」と部署からの信頼を集めるのは、販売・流通ソリューション事業部のグループマネージャー・津田裕昭。中堅SEの安本浩基が紹介してくれました。

「当グループは電材・住建代理店さま向け販売管理システム『MetaForce』のほか、パナソニックグループ向けの販売管理システム、ECサイトの企画・開発・導入業務を担っています」。

津田GMといえば、往年のギャグを連発する"名物GM"として有名。「津田さんのギャグに皆で乗っかる。あるいはつっこむ。そんな図式ができています(笑)。昨年の部署忘年会では、津田さん自らクイズ大会(賞品付き!)を企画してくださって、場は大盛り上がり!常に楽しい雰囲気を作ってくださるのがありがたいです」。

さて、先に紹介した「MetaForce」、パッケージ自体は2004年に発売されたものですが、昨年10月にクラウドサービス化。さらに手軽な導入が可能になりました。

「『MetaForce』を核として、POSレジや営業支援システムなど周辺システムとの連携も進めています。これからもトータルで代理店さまの役に立てるよう、色々なソリューションの企画・提案をしていきたいですね」

ESサポート本部 販売・流通ソリューション事業部 安本 浩基

本ページは、当社が発刊しております「IS CLOSE UP」を基にWEB用に抜粋した内容で作成しております。
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