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「創業理念『和の精神』『誠意、熱意、創意』のもと、人と環境を大切にする創環境企業として、事業活動を通じ社会の安全と幸福の増進に貢献する。」、この基本理念を大切に、建築・土木・不動産と幅広い分野で活躍する淺沼組様は、高い技術力で古いものを再生、新たな価値を生み出すリニューアルビジネスも手掛けています。施工対象は、庁舎やオフィス、都市開発、病院、大型商業施設に加え道路や鉄橋、鉄道分野にも及んでいます。
明治25年、奈良の大和郡山で創業の株式会社淺沼組様、その歴史は江戸時代から続く老舗の総合建設会社です。 大正15年に大阪へ進出、その後、東京、名古屋、沖縄と続き、瞬く間に全国へ事業を展開していきました。
1.基幹業務システムと周辺システムをつなぐための新たな連携ツールを探していた。
2.既存の連携基盤はすべて外注で対応。
新たに連携基盤を導入し、自社でハンドリングできるような体制を作りたい。
「2005年頃、データ連携ツールASTERIAの導入を検討しました」と、情報システム室長兼企画グループリーダーの神戸太氏は当時を振り返ります。まずASTERIA製品の紹介動画を視聴。その後、実際にASTERIAをトライアルで導入しパフォーマンスなどのチェックを行った結果、連携基盤として十分に使えると判断したと神戸氏は言います。
当時から稼働していたデータ連携基盤に、システム面での大きな課題はなかったと言います。「問題はなかったんですが、すべてが外注。自社でハンドリングができていません。」(神戸氏)また、「構築から導入まで外部のベンダーへ委託したため、プログラムがどうなっているか等ブラックボックス化しています」と神戸氏。
新たに周辺システムと連携する場合や既存のプログラムに変更が必要な時など、すべてにおいて外部の開発ベンダーへ発注しなければならないということです。
「ブラックボックス化しているところをなんとかしたい、それにはデータの連携基盤を自社でハンドリングできるような体制にしたい」という思いから模索が始まりました。新たに導入を決定したASTERIAでどんなことができるのかというところからスタートし、「まずは基幹業務システムとワークフローの連携をASTERIAに置き換えることにしました」と神戸氏は言います。
ビジュアル面でのわかりやすさや優れた操作性から、「初心者でもASTERIAを直感的に使うことができると実感しました」と情報システム室企画グループの髙橋綾氏は言います。更に、仕様書の自動作成機能、仕様変更の際のテーブルの再編の容易さ、さまざまなデータベースやアプリケーション間の連携など、システムの拡張性や柔軟性が決め手になり、パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)が提案するASTERIAを採用いただきました。
ワークフローシステムと基幹業務システム間の連携をASTERIAで再構築。
ASTERIA経験者ゼロというなかで、その優れた操作性とわかりやすいGUIで100本のフローをすべて内作で開発!
ノン・プログラミング高速開発ツールのASTERIAで圧倒的な開発スピードを実感。
優れた操作性でテキスト抽出の容易さを体感。日々充実するFAQにも高い期待が。
ASTERIA導入後、最初に取り組んだのが、ワークフローシステムと基幹業務システム間の連携をASTERIAに置き換えることでした。ASTERIAのフローの数は約100本、社内にASTERIA経験者ゼロという中で、ASTERIAのヘルプで使い方を学び、ウェブサイトのFAQを活用、すべて内作で構築を完了することができたということです。「初めてフローを作った時には、コンポーネントに対して知識がなく一から勉強しましたが、そこさえ習得したらあとは早かった」と髙橋氏は当時を思い起こします。またASTERIAの操作性の良さと、簡単でわかりやすいGUIにも助けられたと髙橋氏は言います。
社内アンケートの回収や出退勤データの連携に新たなフローを開発。
「プログラムを書くことを考えると、ASTERIAは圧倒的に早いと感じました」
「取り込んだデータをそのままデータベースに投入できるのもその要因だと思います。」(髙橋氏)
ASTERIAを使うと、簡単にデータベースからテキストを抽出することが可能です。
「従来使っていたリレーショナルデータベースと比較すると、その簡単さ、速さを実感できます。」と髙橋氏は言います。
ASTERIAの特長の一つ「フローサービス」には、コンポーネントのデバッグ機能が搭載されています。
「仮想のデータを入れてステップ実行が可能で非常に使いやすい」
「この使い方はコンポーネントを右クリックして表示される関連のヘルプから探してきました。」(髙橋氏)
ASTERIAでは、会員専用のユーザーサポートサイトを提供、オンラインで技術的な問い合わせを行うことが可能です。もちろん日本語です。更に、ASTERIAサイトの一つ「ASTERIA Developer Network」では、ASTERIAの技術者に向けて、製品ニュース、FAQ、オンラインデモ、サンプルコードのダウンロードや製品のテクニック・ノウハウの紹介を行っています。「ASTERIA WARPにバージョンアップしてから、FAQが非常に充実したと思います」、「検索すると必ず結果が出てきます。その結果もすぐに活用可能な実務的なものです」。また「オンラインのサポートに聞くまでもない時や、すぐに答えが欲しい時に非常に便利です」。今後のさらなる充実にも期待していると髙橋氏は言います。
ASTERIAでファイル連携をさらに推進していきたい。
ASTERIA以外で処理しているところも、ASTERIAに置き換えていければいいと思っています。(神戸氏)
「センサー」、「フィルター」、「ジョイント」の3ステップで連携を実現するASTERIAの「パイプライン」。
そのパイプラインとフローの連携がうまくいかずに使用を一度は断念。できればこの機能を使ってASTERIAで常駐監視を行いたい。
また夜間バッチの実行もASTERIAに切り替えていくことを検討しています。(髙橋氏)
現在の基幹業務を3つに分割、そのデータ連携をASTERIAでできればと考えています。(神戸氏)
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