導入事例

株式会社ひよ子 ビデオ会議システムを導入~移動時間を月に約30時間以上削減

福岡名物であるとともに東京名物でもある「名菓ひよ子」。実は、福岡の「ひよ子」は株式会社ひよ子(以下、ひよ子)が、東京の「ひよ子」はグループ会社である株式会社東京ひよ子(以下、東京ひよ子)が生産を手掛けており、商品ラインナップも少し異なります。両方の商品開発に関わるひよ子にとって、遠隔地間をつなぐ会議システムは必須。今回「相手の表情をはっきり見たい」とウェブ会議システムからの入れ替えを検討され、パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)の提案したビデオ会議システム「Panasonic HD映像コミュニケーション」をご採用いただきました。

お客様データ

製造業

株式会社ひよ子

福岡県福岡市

なめらかな黄身餡がたっぷり詰まった愛らしい姿の「名菓ひよ子」。この誰もが知っているであろうお菓子を100年以上にわたり作り続けるのが株式会社ひよ子です。 おなじみの「名菓ひよ子」だけでなく、四季ごとに福岡限定で展開をしている「季ひよ子」シリーズや「ひよ子のピィナンシェ」「ピヨピヨもなか」など、バラエティに富んだラインナップを日々生み出しています。

1.相手の顔をはっきり見て会議がしたい。

画質・音質が悪いと満足に意思疎通できない。すぐそこにいるような感覚でコミュニケーションをとりたい

2.家電感覚ですぐに・簡単に使いたい。

会議のつど事前設定するのは面倒。機械に弱い人でもすぐに・簡単に使えるようにしたい。

会議のため福岡・東京間を頻繁に移動

株式会社ひよ子
経営戦略室 企画開発室
室長 石坂 泰三 氏
福岡本社・東京事務所間

福岡に本社を構えるひよ子は、自社だけでなくグループ会社である東京ひよ子の商品開発にも関わっています。特に両社の代表取締役を務める石坂淳子氏は、会議のため福岡と東京を頻繁に往復されていました。同社ではWeb会議システムを導入していましたが、満足できる品質ではなかったといいます。
「社長には重要度の高い会議だけではなく、ほぼ全ての会議に入っていただいています。

これまでもWeb会議システムを利用していましたが、相手の表情がわかりにくいため、満足にコミュニケーションを取るには東京へ移動せざるをえませんでした」と、経営戦略室 企画開発室 室長の石坂泰三氏はビデオ会議システム導入の背景を語ります。


検討項目は「画質」「音質」「操作性」「費用」

株式会社ひよ子
経営戦略室 企画開発室 電算課
係長 森 一義 氏

遠隔地間でもすぐそこにいるような感覚で会議ができるよう、同社は製品選定を開始。検討項目は4点ありました。システム導入を担当した経営戦略室 企画開発室 電算課 係長の森一義氏は次のように語ります。

「何よりも(1)画質と(2)音質。そして(3)操作性です。Web会議システムの場合はサーバ設定も含めて準備に30分ほど掛かっていたので、簡単な操作ですぐにつなげられることが重要でした。最後に、(4)費用についても欠かせないポイントでした」。

実環境での画質、音質をデモで確認

ベンダー3社による製品デモでは「デモは良かったのに実際は違った」ということのないよう、実環境でわざと通信負荷を掛けながら、業務に支障なく使えるのかを確認。総合判断の結果、パナソニックISの「Panasonic HD映像コミュニケーション」をひよ子の福岡本社・飯塚工場、東京ひよ子の東京事務所・東京工場の計4拠点に導入いただくこととなりました。

1.社長の移動時間を月30時間削減!

社内会議のほぼ全てに出席するという社長。鮮明な映像でストレスなく話し合えるため、工場や東京ひよ子との会議に福岡本社から出席できるように。企業トップの大幅な移動時間削減につながった!

2.ハンディカメラとの併用で、商品パッケージや店舗の動画も共有できるように!

ハンディカメラのリアルタイムの映像や、あらかじめ撮っておいた映像をビデオ会議で見せることが可能。
新商品のパッケージや新店舗の様子を臨場感たっぷりに共有できるようになった!

企業トップの移動時間を大幅に削減

福岡本社から東京事務所・飯塚工場に出張する場合

「どの拠点にいても問題なく会議ができるようになったため、社長の移動時間が大幅に減りました」と石坂氏は手ごたえを語ります。 「社長は普段は福岡本社にいますが、週に1回は片道1時間掛けて飯塚工場へ、また月に3,4回は片道2時間以上を掛けて東京ひよ子へ移動していました。直接顔を合わせるのが一番ですから出張が全くなくなったわけではありませんが、移動による時間のロスを月に約30時間以上削減することができました。急用の時にすぐ話せるようになった点も大きいですね」(石坂氏)。

導入から半年以上経った今では、利用ペースは週に3、4回もの頻度に。特に東京ひよ子の新商品会議など、試作品を福岡・東京の両メンバーが試食し感想を言い合うといったシーンでご活用いただいているとのことです。

ハンディカメラが商品パッケージや店舗の共有に力を発揮

福岡本社(上)と東京ひよ子(右)をビデオ会議でつないだ様子相手の顔も鮮明に見ることができる

さらに、同社ではサブカメラとしてハンディカメラを活用されています。これをビデオ会議に接続すると、例えば商品パッケージをアップで映し、相手に見せることができるのです。固定カメラよりも小回りの利く点がメリットです。

あらかじめ撮影しておいた映像を見せることもできるので、新店舗ができた際には写真でなくビデオで撮るようにしています。東京の新店舗ができても今まではなかなか見に行けませんでしたが、これのおかげで様子を詳しく見られるようになりました」(石坂氏)。


ハンディカメラを使えば、商品パッケージなどもアップで映し出せる

工場の点検でもビデオ会議を活用したい

「名菓ひよ子」が誕生してから既に100年が経ち、企業としては2017年3月で120周年を迎えるという同社。品質を守るための5S活動を行うなかで、「今後は工場の点検でもビデオ会議を活用できれば」と石坂氏は語ります。

「社長は工場の点検にはなかなか参加できておらず、紙ベースでの報告を受けるのみになっているのが現状です。工場内を点検して回りながらハンディカメラで撮影し、その後講師の方から講評をいただくタイミングで社長にもビデオ会議で参加してもらい、映像を見ながら確認できれば良いのではと考えています」(石坂氏)。

営業統括部 西日本ソリューション営業部 九州営業所松田 清徳ひよ子様からは、最初Webを通じて弊社へお問い合わせいただきました。弊社営業所から近いこともあって、直接カタログを持って森様にお話を伺いに行ったところ、今まではWeb会議システムをご使用されていましたが、相手の表情がわからないとのことで、費用も当然ですが画質を最優先にとのことでした。

早速、事業部に相談してデモを実施させていただきました。

納入後は、週1~2回の飯塚工場での会議や月3~4回程度の東京工場での会議にとご利用なされて、費用も時間も節約でき、大変喜んでいただいております。

今後もよりよい関係を築いていければと思っています。

取材:2016年10月26日

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