導入事例

湘南工科大学 マルチOS教室ソリューションを導入~WinとmacOSどちらの授業にも柔軟に対応

学校法人湘南工科大学(以下、湘南工科大学)の工学部 コンピュータ応用学科では、Macを利用する授業の受講者数が年々増加しMacの台数が不足していたことと、Mac教室が1部屋しかないために時間割が組みづらいことが課題でした。
そんな中、Windows110台のPC教室をリプレースするにあたり、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)が提案したイメージ配信システム「OS-Easy」を導入し、Windows教室をWindows/macOSのマルチOS教室に刷新。演習を中心とした授業の充実と、時間割編成の柔軟性向上を実現されました。

予備機5台を含む

お客様データ

文教

湘南工科大学

神奈川県藤沢市

湘南工科大学様は、相模工業大学を前身とする工科系大学。専門技術を基礎から深く学ぶ基盤系学科と、技術を活用して社会で役立てる方法を学ぶ応用系学科の2系統6学科を有しており、約2,000人の学生が体験や実習を通し学業に勤しんでいます。

導入ソリューション・導入商品

1.Macの大人数授業を実施したい

Macを利用する授業の受講者数が年々増加し、Mac30台ではキャパシティオーバーに。

大人数授業を実施できるようにしたい。

2.時間割を柔軟に組めるようにしたい

Mac教室が1部屋しかない上にクラス数も多いので、時間割編成は難解なパズルのよう。
学生の履修計画をサポートするためにも、今の状況を改善したい。

学校法人湘南工科大学
工学部 コンピュータ応用学科 講師
橘 俊宏 氏

Mac30台ではカバーしきれない

湘南工科大学の工学部 コンピュータ応用学科では、CG、WEB、アプリの制作など幅広い分野における技術者の育成を行っています。学科の特性上Macを使う授業が多く、従来はMac30台の教室を利用していましたが、Mac利用ニーズ増加に伴い30台ではカバーしきれなくなっていました。

工学部 コンピュータ応用学科 講師の橘 俊宏氏は「特に今年度から開講するiPhoneアプリ開発の授業は、想定される受講者数がMac教室のキャパシティをはるかに超えており、時間割編成や実施方法に大きな課題がある状態でした」と語ります。

難問パズルのような時間割編成

また、Mac教室が1部屋だけというのも、時間割を組む上での足かせになっていたといいます。

「例えば3年生の授業を他の授業とぶつからないコマに入れてあげようとすると、ちょうどそのコマは別の学年が教室を使っている、ということが多々ありました。柔軟性に欠けていたと言えます」(橘氏)。

学校法人湘南工科大学
コンピュータ応用学科 教授
メディア情報センター長 図書館長
本多 博彦 氏

Windows教室をマルチOS教室に

こうした状況を打破するきっかけになったのは、Windows110台のPC教室のリプレースでした。同学のネットブートPCシステムを20年来担当しているパナソニックISから「OS-Easy」による"Windows/macOSのマルチOS教室化"の提案を受けたのです。

これは、Windows/macOS両方のアプリケーション設定をイメージ配信システム「OS- Easy」で統合管理するというもので、端末1台にのみ設定を行えば設定内容を他の端末に配布するため、柔軟な教室運用を実現します。どちらのOSを使うかは、端末起動時に選択できます。

「既存のWindows教室でmacOSも使えるようにするというのは魅力的でした。実績のあるネットブートPCシステムからの転換ということでチャレンジではありましたが、パナソニックISの運用力には長年の信頼がありましたので、今回も確実にやり遂げてくれるだろうと安心して任せられました」と、コンピュータ応用学科 教授 メディア情報センター長 図書館長の本多 博彦氏は振り返ります。

1.大人数でもMacを使った演習授業を行えるようになった!

60名超の授業も、ほぼ毎回演習授業を行えるように。
座学中心にせざるを得なかった従来と比べて、授業の質がアップ!

2.時間割編成の柔軟性が向上した!

Mac教室でしか実施できなかった授業も、マルチOS教室への移行が可能になった。
時間割編成が柔軟になったことで、学生の計画的履修に期待大!

端末のディスク容量は潤沢に確保

まず検討したのは端末の機種。これは、2018年11月に発売した最新のMac miniを採用しました。「当時アップル社から発表されたばかりのMac miniが当時のiMacに比べてハイスペックかつ安価だったので採用しました。こだわったのはディスク容量です。OS-Easyは端末のディスク容量をWindowsとmacOSで分けて認識しますが、本学科ではグラフィックや3DCGソフト、統合開発環境のようなボリュームの大きいソフトウェアを多く扱っています。ディスク容量は大きいに越したことはないと、1TBモデルを選びました」(橘氏)。

Mac miniにはT2セキュリティチップが新たに搭載されたため、未知のチップにOS-Easyを適合させるところからのスタートとなりましたが、パナソニックISの粘り強い検証と橘氏の調整により、2019年4月のサービスインにこぎつけることができました。

授業に応じてWindows/macOSを選択可能

座学中心だった授業が演習中心に!時間割編成の課題もクリア

2019年度現在、マルチOS教室として生まれ変わった大教室では、Macを使う授業はiPhoneアプリ開発授業と組み込みプログラミング授業が開講されています。どちらも受講者数は60名を超えていますが、ほぼ毎回演習形式で実施できているとのことです。

「従来のMac教室でしたらキャパシティオーバーのところ、全希望者を受講者として受け入れられるようになりました。演習授業を増やせたことで、授業の質も高まっていると思いますね」(橘氏)。

現在もMac教室で行っている授業はまだありますが、来年度はマルチOS教室への移行をさらに進めようと検討中です。

「時間割編成の柔軟性が高まったので、学生が受けたくても受けられないという状況を緩和できると期待しています。別の授業とどうしてもかぶってしまうということが減れば、学生も計画通り履修していけるのではと思います」(橘氏)。

認証システムを全学システムから切り離して耐障害性アップ

パナソニックISは以前、学科独自の認証システムを導入しており、今回のマルチOS教室もこの認証システムが適用されました。ユーザーIDは全学認証システムと共通ですが、全学認証システム側で障害が発生しても影響を受けにくい構成になっています。

「マルチOS教室は端末台数が多いですが、これによって耐障害性を高められています。なおかつ、学生は1つのユーザーIDで不便なくログインできるので、非常にメリットは大きいと思います」(本多氏)。

"面白い教室"に向けた提案を

「これまでもトラブルはありましたが、パナソニックISにはそのたびに対応してもらっていたので、今後もレスポンスの早い対応を期待しています。"こんな教室があれば面白いのでは"という提案もどんどんしてほしいですね」と本多氏は期待を寄せます。

橘氏は「ゆくゆくはBYODに向けて、大学側で用意するハイスペック端末と学生側の汎用端末というような役割分担が進んでいくのではと思います。学生の負担やサポート体制、インフラ面が課題なので、引き続き検討していきたいです」と展望を語りました。

エンタープライズソリューション事業部 インフラソリューション部秋元 政儒今回は発売間もない最新のMac miniへの対応が重要なポイントでした。様々な技術的なハードルがありましたが、開発元と調整を行い、無事対応することができました。

弊社にとっては初めてのmacOS導入の案件ということもあり、macOS自体に関する課題もありましたが、湘南工科大学様の多大なるご協力をいただき、無事サービスインを迎えることができました。

今後も安定して運用いただけるよう引き続き全力でご支援申し上げます。

取材:2019年5月28日

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