導入事例

アセンテック株式会社 RPAソリューションを導入~テレワーク中も活用、わずか2日でロボットを作成し月100時間を削減

アセンテック株式会社様(以下、アセンテック)では、全社的な業務改善のためにRPAの導入を検討。どのシステムも作成難易度が高く、導入に踏み切れていませんでしたが、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)が提案したRPA「ロボオペレータ」を採用し、現場主体での業務改善を実現しました。さらに「リモートPCアレイ」をロボオペレータの稼働基盤として採用することにより、テレワーク中も業務を妨げることなくRPAを活用。2021年10月現在、月900件の作業を自動化し、月100時間を削減できています。

お客様データ

情報・通信業

アセンテック株式会社

東京都千代田区

アセンテックは、設立以来、一貫して仮想デスクトップ並びにインフラソリューションに関わる製品・サービスを提供している「仮想化技術の専門集団」。多くの海外有名製品の提供だけでなく、オリジナルブランド「Resalio(レサリオ)」シリーズの開発を進め、多くの実績をあげています。

導入ソリューション・導入商品

1.プログラミング知識のない現場担当者でも手軽に業務改善したい。

RPAを検討したものの、どのシステムもロボット作成が難しそう。
プログラミング知識がなくとも使える、分かりやすいツールを選びたい。

2.テレワーク中もRPAツールを使いたい。

よくあるのが「ロボットがPCを占有してしまうため、テレワーク中はRPAを稼働できない」という事態。
テレワーク中の業務を妨げることなくRPAを活用したい。

アセンテック株式会社
執行役員 管理本部長
佐藤 正信 氏

一度はRPA導入を断念

アセンテックでは全社的な業務改善に取り組んでおり、その一環としてRPAの導入を決定。注文書受領~売上計上~納品請求における一連の事務処理を自動化したいというのが目的でした。しかし、一度はロボット作成の外注も含めて検討したものの、導入を断念していたと執行役員 管理本部長の佐藤正信氏は振り返ります。「何社かお話を聞いたのですが、どのシステムも作成するのが非常に難しそうというのが率直な感想でした。仕様策定などに時間がかかりそうで、導入に踏み切れていませんでした」。

情シス部門に頼らず、現場側で開発できる

ロボオペレータを知った時の第一印象は「プログラミング知識がなくとも進められそう」だったといいます。

「当社の従業員数は80名なのですが、このくらいの企業規模ですと、情報システム部門でRPA開発部隊をきちんと構えるというのは難しいところがあります。ロボオペレータはUIが分かりやすいので、現場側でカスタマイズして作れる点が魅力的に感じました」(佐藤氏)。

テレワーク中は、RPAが人の作業の妨げに!?

また、「テレワーク中もRPAを活用したい」というのも必須要件でした。同社ではテレワークが定着しており、出社率はおよそ15%程度にとどまります。ロボオペレータのような「デスクトップ型RPA」は、作成難易度が低く現場主体で進められる点がメリットですが、一方で「ロボットがデスクトップを占有する」という特徴があります。そのため、手元にPCが1台しかないテレワークの環境下では、便利なはずのRPAが逆に業務の妨げになってしまいます。

そこで同社は、自社開発の「リモートPCアレイ」をロボオペレータの稼働基盤として採用することとしました。リモートPCアレイを同社の提携データセンターに設置し、どこでもRPAを使える体制を整備しました。

こうして、「誰でもどこでも活用できるRPA」の導入がスタートしたのです。

1.わずか2日でロボット作成!

ロボオペレータはUIが分かりやすいので、業務マニュアルを当てはめるようにらくらくロボット作成。
作成にかかった期間はわずか2日!

2.テレワーク中もRPAを活用し、月900件の作業を自動化、月100時間を削減!

自宅からデータセンター上のリモートPCアレイに接続することで、テレワーク中も業務を妨げることなくRPAを活用。
請求書作成業務と帳票出力業務を自動化し、月100時間を削減!

アセンテック株式会社
管理本部 営業業務部
櫛野 莉花 氏

導入効果の高い業務から自動化

まずは、導入効果が高く、例外の少ない業務から自動化を進めることに。その理由を、実際にRPA開発を担当した管理本部 営業業務部の櫛野莉花氏に伺いました。

「請求書作成が月に300件。また、会計監査人など社外へ共有するため、販売管理システムから帳票出力する作業が月に600件あります。これまで手作業で月100時間かかっていたため、これらの業務から自動化することとしました。共通フォーマットが多く、一部の例外を除いては全件ほぼ同じ対応ができるため処理が複雑でないというところも、RPAを適用する業務として選んだポイントでした」。

業務を知っている自分たちでできた

櫛野氏は情報システム部門ではなく、現場の業務担当者です。それでも、RPA開発はわずか2日で完了したといいます。

「プログラミング知識は一切ありません。はじめに簡単な作成方法を教えてもらったのですが、UIが分かりやすく、業務マニュアルを当てはめるように作成していけそうと期待が持てました。ロボットのサンプルをパナソニックISに作ってもらい、私の方で簡単に修正を加えて稼働させました。開発で分からない点が出てきても、パナソニックISやサポートデスクに連絡すれば迅速に回答が返ってきたので助かりました」(櫛野氏)。

「情報システム部門は多忙なので、RPA開発をもし情報システム部門に依頼していたらもっと時間がかかっていたと思います。業務を知っている自分たちでできたという点は、スピード導入の要因として非常に大きかったと思います」(佐藤氏)。

2業務を自動化しただけでも半人月分の削減効果が

櫛野氏は在宅勤務がメインですが、自宅からデータセンター上のリモートPCアレイに接続することで、業務を妨げることなくRPA を活用できているとのことです。月100時間かかっていた業務はすべてロボオペレータに任せ、自動化できるようになりました。佐藤氏は費用対効果について次のように語ります。

「100時間を8時間で割ると12.5日なので、一人のマンパワーの約半分は削減できている計算になります。まだ自動化できている業務は2つだけですが、それでもこれだけの効果が出ているのはすごいですね。現時点でも十分ペイできていると考えています」。

他業務、他部門へRPA活用を広げたい

「将来的には2人月分、3人月分と削減できるようにしていきたい」と語る佐藤氏。他業務、他部門へRPA活用を広げたいと展望を教えてくださいました。

「自部門で次に考えているのは、見積もりシステムから特定のフォルダへのデータ出力ですね。また、今後は他部門も巻き込んで、全社的な業務改善を加速していきたいと考えています。『プログラミング知識がなくとも、業務マニュアルを作れるメンバーであればきっと誰でもロボットを作れるはず』と伝えながら、今回の事例を社内展開してメンバーを増やしている最中です」。

営業統括部 東日本ソリューション営業部 東日本第一営業所 ユニットリーダー青木 洋輔 私たちは、『業務を一番理解している業務担当者がRPAを活用し、自動化することが導入の成功カギ』と考えております。アセンテック様は、まさにそれを実践されており大きな効果を出しながら、さらに、テレワーク環境でもご利用できる環境を準備し対応を進められています。今後、他業務、他部門への横展開をサポートすると同時に、RPAに限らず業務改善の取り組みについても、ご支援をさせて頂きたいと思っております。

取材:2021年8月26日

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