導入事例

株式会社オサシ・テクノス 防災現場でのラピキャス利用事例

私たちの生活において、身近なことなのに実はよく知らないこと。そのひとつに『防災』がある。この『防災』分野に注力し、さまざまな商品開発を行っているのが、高知県に本社を置く、株式会社オサシ・テクノス。
文字通り、『災いから私たちの生活を防ぐ』を目的として同社が開発する製品で、遠隔監視・制御ネットワーク『ラピキャス』が採用された。

(写真左)高知市(高知ソフトウエア団地)にあるオサシ・テクノス本社

お客様データ

製造業

株式会社オサシ・テクノス

高知県高知市

※MCPC awardとは、モバイル市場の拡大を目的とする任意団体「MCPC」が、モバイルコンピューティングの導入により、特に顕著な成果を上げたユーザー企業等に対し賞を贈り、世の中に広く紹介していくもの。

導入ソリューション・導入商品

『ラピキャス』採用の背景と、その効果を知るため、オサシ・テクノス野﨑社長を訪ねてみた~

高知県だからこその「防災」

野﨑社長、御社が防災分野に注力されたきっかけは何ですか?
地すべり現場の様子。設置作業や計測には危険を伴う。

「高知は温暖な気候ゆえに、プロ野球などのシーズン前のキャンプ地として有名ですが、それは高知のほんの一つの姿に過ぎません。
高知県は、四国の南部に位置し、南は太平洋に面し、北は四国山地に囲まれた地域にあり、その山地率は89%にも及ぶと言われています。また、鹿児島県と1、2を争う台風の襲来率を誇ります。
高知の人間は、山を背に、多くの台風が襲来する、災害と隣り合わせの生活から、防災に対する考え方が自然と身についたのだと思います。
高知の降雨量の多さが、地すべりの危険性を高め、当社の製品はこのような環境から生まれた製品だと言えます。」

主な活躍の場は災害現場

御社の「NetMAIL-1」という製品で、「ラピキャス」を利用頂いておりますが、この製品はどのような場所で利用されているのですか?

「NetMAIL-1は、水位、雨量、伸縮各センサのデータを元に地すべりなどの危険性を通報するもので、本来は災害発生の恐れがある場所にあらかじめ設置して頂きたいのですが、現在は、地すべりなどが起こってしまった現場で、再発生の監視をするために設置される事例が多いようです。」

営業活動でのご苦労がおありのようですね?

「設置先は災害発生現場が多く、『売上が伸びる=災害が増えている』 という図式となり、手放しで喜ぶわけにもいかず、複雑な心境になります。
災害は頻繁に発生するわけではないので、提案の機会が少なくて大変ですが、かと言って地すべり発生現場を営業で回るのもつらいですよね。」


自社製品を自ら陳腐化させる

オサシ・テクノスが開発したNetMAIL-1
NetMAIL-1開発の狙いを教えてください。

「当社の商品開発時のキーワードは『自社製品が陳腐化するような新しい商品を開発すること』です。
これは『NetMAIL-1』の開発に於いても、もちろん活かされています。
従来の製品では、センサの計測データを送信するために、現場に通信ケーブルの敷設が必要でした。しかし『 NetMAIL-1 』では、モバイル通信モジュールを内蔵し、auのパケット通信とパナソニック インフォメーションシステムズのPush型メールサービス『ラピキャス』を利用することで、ケーブル敷設が一切無くても、安価にリアルタイムでのデータ送信を可能にしました。
また、低消費電力化により、ソーラーパネルでの動作も可能となり、機器設置時の、危険な現場での作業時間の短縮と同時に、維持コスト面でも大幅なコストダウンを実現しました。
設置した現場からは、(1) 現場の安全確保、(2) データ収集の迅速化と効率化、(3) コストの削減、これら3つで高い評価を頂いており、地域住民と自治体等の管理者双方に利益をもたらすことが出来ました。」


オサシ・テクノスの次の一手

最後に、今後の展開について教えてください。

「これまでもお客様のご要望に合わせて、製品のカスタマイズを行って参りましたが、今後も新商品の開発だけでなく、これまで通り、既存商品のバージョンアップを続けて参ります。
また、これらの製品と共に、社員一丸となって 常にお客様の満足度を高めることを意識し、 バージョンアップを続けて参ります。」

地すべり監視システムの概要

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