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システムの活用方法~勝ち残るための条件とは
電材卸売業界では、一時期に比べ、需要の伸び率も低くなっており、生き残り競争が厳しくなっている。やむを得ず廃業していくところも少なくはない。株式会社 松尾商行様(相模原市)は、一番競争がデットヒートしている首都圏の中で、衰退するどころか、ますますの勢いを増してきている。新しい基幹システム導入とその活用方法からその秘訣を探る。
「これから電材業界は伸びない。“効率化”が図れないとこの業界では生きていけない。」
株式会社 松尾商行様(以下、松尾商行様)代表取締役社長 松尾 秋夫様ははっきりといいます。このような厳しい状況の中、より強い会社にするためには、従来のやり方をから無駄な労力を省き、コストを削減することが経営課題の1つとして上げられます。そのために「情報システムをいかに活用して業務効率化を図れるか?」がポイントとなります。今回、松尾商行様では、新しい販売管理システム『MetaForce(メタフォース)』導入にあたり、業務を主に、次の4つのポイントから改善することを目指しました。
「業務効率化とは、時間の省力化のことである。」という松尾社長様の言葉の通り、コンピュータを上手く活用し、キーボード1タイプからFAX機へ歩く歩数(回数)まで、徹底的に、手間や無駄をなくします。さらに、仕入照合のような従来手動でチェックしているものをシステマティックにするように改良し、さらなる業務効率化を目指していきます。
では、実際にどのように変わったのでしょうか?
相模原営業所業務課 課長代理 小林様に伺いました。
松尾商行様では、社長の経営効率化への強い思いが社員全員に浸透しています。社員全員が、コスト意識が高いので、効率化、省力化を推進、実行していく結果、MetaForceとFAXを融合させたソリューションが生まれました。
納品データがあるメーカのみ対応可能です。
「これからは積極的な出店ができるところだけが伸びていく。」と松尾社長様はおっしゃいます。量をこなし安く仕入れ利益を出さなければなりません。そのためには、拠点展開はもちろんのこと、仕入と納品の照合、件名ごとの粗利、適正在庫など複雑化する管理に対応していかなくてはなりません。しかしそうした取組みの中から松尾商行様のノウハウを生かした新しいMetaForceの使いこなしや新しいソリューションが生まれくるに違いありません。まだまだ松尾商行様の改革から目が離せません。
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