導入事例

国立大学法人 滋賀大学 LL教室シンクライアントソリューションを導入~2キャンパス同時に最新環境

最新環境が必須のLL教室。
ネットワーク・ブート型シンクライアントで2キャンパスのLL教室を一元管理し効率化を実現!

国立大学法人 滋賀大学様(以下、滋賀大学)では2010年4月、彦根・大津両キャンパスにあるLL教室を一新。
ネットワーク・ブート型のシンクライアントと語学教育システム「CaLabo EX」、ネットワーク・ブート型シンクライアント専用管理システム「Netkaleido System Management Option」の組み合わせソリューションを採用されました。
このソリューションをご提案したのが、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)です。

お客様データ

文教

国立大学法人 滋賀大学

滋賀県彦根市

国立大学法人 滋賀大学様は、彦根にキャンパスを置く経済学部に6学科・大津にキャンパスを置く教育学部に3課程17コースを擁する文系総合大学です。情報教育課程や情報管理学科を設けるなど、情報教育への積極的な取り組みでも知られています。

1.今や語学教育に必須のコンピュータ。学生に最新の環境を提供したい。

カセットテープの再生と口マネを繰り返すLL教室はもう時代遅れ。最新の環境を提供したい。

2.彦根と大津の2キャンパス。一元管理によって効率化を実現させたい!

PC管理の効率悪化は、教育の質にも影響しかねない。離れた場所にあっても、効率的なPC管理を実現したい。

「クラシック」から最新テクノロジーへ。
選んだのは、ネットワーク・ブート型シンクライアントとNetkaleidoの組み合わせソリューションだった。

滋賀大学がシンクライアントを初めて導入したのは2008年のこと。
情報処理センターを中心に、図書館なども含め全学で約500台をネットワーク・ブート型のシンクライアントとし、あわせてパナソニックISが独自に開発したネットワーク・ブート型シンクライアント専用管理システム「Netkaleido System Management Option」を導入したところ、それまで丸1日かかっていた更新作業が大幅に効率化されたのだそうです。

「運用を始めて2年たった今でも、シンクライアントはレスポンスが早いままです。また、監視システムの導入によって業務の効率化が図られ、これまで管理に費やしていた時間を学生へのサービスにあてられるようになりました」と、滋賀大学情報処理センター助手で工学博士の中川雅央氏は、現在も続くシンクライアント導入効果の大きさを説明します。

その後、滋賀大学では、経済学部・教育学部のLL教室を2010年4月に一新することを決定。
その背景にあった課題を学務課長の二宮邦剛氏は次のように説明します。
「本学のLL教室の仕組みはカセットテープしか使えないクラシックなもので、かなり古く、壊れているものもたくさんありました。また、教育学部の学生が教師になったとき困らないよう、学生のうちから最新機材に触れることのできる環境の提供も必要でした」

インターネットを介し世界中から教材を集めることができるようになった今、語学教育にコンピュータを使うのは常識。発音のチェックさえ、音声の波形をデジタル化して行うのです。最新のシステムによる語学教育の提供は、滋賀大学の喫緊の課題になっていました。

文化財建造物「陵水会館」
建築家ウィリアムMヴォーリスの設計

2009年春から夏にかけ、滋賀大学では「仕様策定委員会」を実施し、語学教育の担当教員などを交えてLL教室に必要な仕組みを検討。そして、委員会で検討した方向性を実現するソリューションとして、入札により、ネットブート型シンクライアント、ネットワーク型シンクライアント管理システム、語学教育システムを導入することになったのです。

1.ネットワーク・ブートにより、最新環境を同時に提供できるようになった!

OSやアプリケーションはサーバ側で管理し、クライアントPCにはブートイメージを読み込むだけ。
2キャンパス同時に最新環境を提供できるようになった!

2.更新作業の効率アップ!管理のストレスが大幅軽減!

膨大な時間を要していたパソコンの管理。
一元化で効率アップを実現しストレスフリーに!

これから本格化する新・LL教室での授業。学生の反応が楽しみ。

写真左より
学務課長  二宮 邦剛 氏
情報処理センター助手 博士(工学) 中川 雅央 氏

実は、遡ること数年前。別のLL教室でシステムを入れ替えた滋賀大学。
しかし、導入当初から問題が発生したのだそうです。
「当時採用したシステムでは、ハードディスクのイメージコピーが一斉にできないという問題がありました。しかも、1回で更新が成功しないことも多々あり、そうなると1日つぶれてしまうのです。ウイルス定義ファイルのアップデートなどは毎週のことです。そのとき入れ替えたパソコンは280台ありましたので、大変なストレスでした」と中川氏はその苦い経験を明かしてくれました。同じ轍を踏まないために、今回の導入には相当な準備をしたと言います。

「入札にあたっては、各企業にデモをお願いしました。このデモには教員も含めて参加し、その操作性などについてチェックを行いました。結果的には、契約業者を通じて、2008年の情報処理センターに引き続き、今回もパナソニックISにLL教室の仕組みづくりをお願いすることになったのです」と、二宮氏。

そして2010年4月、予定通り、彦根キャンパスに48台、大津キャンパスに48台のクライアントPCを設置したLL教室での授業が開始されたのです。ネットワーク・ブート方式は、OSやアプリケーションのディスク・イメージをサーバ側で管理し、クライアントPCにブートイメージを読み込む方式です。

「通常のパソコンであれば、1台1台にOSやアプリケーションをインストールしたり、ウイルス定義ファイルをアップデートしたりといった手間がありましたが、そのような時間が不要になりました。スケジュール機能を使えば、夜中に自動的に更新作業もできるので、効率的です。加えて、『Netkaleido』は制御・管理のコマンドが日本語表示なのでストレスなく、とても楽ですね」と中川氏は一元管理に最適なこの仕組みによってもたらされた効果を説明します。

新しい教室での授業は始まったばかりですが、二宮・中川両氏とも、学生の反応が楽しみな様子でした。

現在、滋賀大学には大学院も含めて約4,000名の学生が在籍しています。学生が使えるPCは約700台、5人に1台ほど。今や学生が自分のパソコンを持っていても何ら不思議ではない時代ですが、その一方で、親元を離れパソコンを持たない学生や留学生も多いのだと中川氏は語ります。「予算とのバランスもありますが、これからも学生の『コンピュータを使いたいときに使いたい』というニーズにできる限り応えていきたい。管理や保守の効率性が重要になってきますが、そこは、全学的に集約する方向性を検討したいですね」中川氏は今後の展望を語ってくれました。
今回、パナソニックISのシンクライアントソリューションは、その柔軟性と自由度を高く評価していただきました。大学は“University”の名のとおり、さまざまなものがひとつになっている場所。パナソニックISは、ITを通じ、それぞれがより輝ける環境づくりのお手伝いをしてまいります。

IDCサービス事業部小河 明宏滋賀大学様のシステム設計は運用管理面を考慮して、クライアントのOSディスク・イメージを極力少なくする方向で検討を行いました。最終的には彦根キャンパスでは1つのOSディスク・イメージでの運用をしていただいており、端末管理面での負担は以前より極力低減できたのではないかと考えております。

取材:2010年4月14日

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