導入事例

学校法人 国際基督教大学 ネットワークブートPCを導入~スナップショット導入で作業を効率化

学校法人国際基督教大学様(以下、ICU)は、今や授業に欠かせない存在となった情報システムの整備にも注力しており、2005年にPC教室に仮想デスクトップソリューション(シンクライアント)を導入。2011年3月に行われたリプレースにあたっては、前回の構築実績と品質をともに高く評価いただき、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)が提供するネットブート型シンクライアントシステムを引き続き採用されました。

お客様データ

文教

学校法人 国際基督教大学

東京都三鷹市

学校法人国際基督教大学様は、1953年の開学以来、日英バイリンガリズムによる世界基準の「全人教育」を基本に、少人数クラスでの対話を重視する徹底したリベラルアーツ教育で、世界で活躍する人材を育成してきました。

1.アプリケーションの追加インストール作業を効率化したい。

今や授業に欠かせないツールとなったパソコン。
学期中に追加インストールの要請が来ても、なかなか教室の空き時間を確保できない。

2.作業時のバックアップにかかる時間を短縮したい。

「念のため」のバックアップにもかかわらず、大容量のため時間がかかってしまう。
スナップショットを使い、「気軽に」作業を行いたい。

ICUは2005年9月「運用管理の効率化」「教育現場からの要望への柔軟な対応」を両立するため、ネットブート型シンクライアントシステムを導入。その後も順次拡張を進めてきました。今回のリプレースは、第1期ともいうべきデスクトップパソコンの3教室とノートパソコンの2教室、合計120台の部分。
「通常であれば、もう少し早いタイミングでリプレースするのですが、Windows7のリリース時期などを考慮して、この時期になってしまいました」と、ITセンター 総合学習センターグループ長の小林智子氏は語ります。

シンクライアントを利用するようになって5年あまり。
ITセンター 佐渡裕之氏は「シンクライアントは、再起動時に初期設定に戻るので、管理運用がとても楽で、安心して使用できました」と評価します。一方で、さらなる効率性を追及するうえでは課題も。それは、更新作業を行う部屋は、すべて空けてもらう必要があること。そして、学期中に追加で依頼されることが多いという、授業で使うソフトのインストールにかかる手間です。

「できるだけ学期内は避けてほしいと先生方にはお願いしているのですが、どうしても授業で必要ということもあります。こうした作業を行う際に、Windowsのアップデートなどもまとめて実施するようにしているので、結果として1回で半日はかかってしまうのです。最近はコンピュータを使う授業が増えてきたこともあって、学期内にこうした要望があると、空きを確保するのが大変ですね」と佐渡氏。 今回の目標は、こうした課題を解消し、作業時間の短縮と効率化を図ることでした。

「まずは、使用中であっても手を入れることができるようにすること。そして、バックアップに代わる手段として、スナップショットを活用できるようにすることです。実は、作業時に行っていたバックアップ自体の容量が大きく、かなり時間がかかっていたため、それも解消したいと考えました」と、ITセンター 加藤隆典氏はそのポイントを説明します。

こうして目標が明確になり、システム構成が固まっていくなか、パナソニックISが品質とコストパフォーマンスに優れ、今回掲げた目標を達成する機能も有するVHDを提案。受注に至ったのです。


スナップショット:ベースイメージから更新された差分データの管理単位。システムの変更点を差分で管理することにより、従来より小さなデータ容量でシステム管理が実現できる。

1.品質、コストパフォーマンスに優れた新システムを導入することができた!

目的を達成する機能を有し、かつ、コスト面でも優れたソリューションを導入することができた。

2.スナップショットの導入で、作業を大幅に効率化!

バックアップと同等の役割を果たしつつ、作業時間を大幅に短縮することができた。

「ソリューションの内容だけでなく、パナソニックISには、これまでの長いお付き合いのなかで、ICUのことをよくわかっていただいているという安心感もありました。もちろん、VHDは初めての導入になりますので、何度も何度も確認し、検証してからの導入決定となりました」と加藤氏。こうしてICUは2011年3月のシステム入れ替えをめざし、年明けから取り組みを本格化させました。

ところが、いよいよ納品まであとわずかに迫った2011年3月11日、東日本大震災が発生。
佐渡氏は「構築時の苦労といえば、何よりも震災の影響によるものでした」と語ります。余裕を持たせていたはずの納品が機器類を出荷する工場の被災などにより遅延。そのため、確認書やマニュアルなどを作成する業務が3月末ギリギリになってしまったのです。これは「認証環境がICU独自のものであること、今回OSをWindows7に変更することによる検証や設定の確認などに時間が必要だったためです」と加藤氏は語ります。

「幸いにもICUでは被災はありませんでしたが、4月にはじまる授業に間に合わせるため、かなりタイトなスケジュールになってしまいました」と小林氏。こうした厳しい状況を乗り越え、ICUの新システムは予定通りスタートの日を迎えることができました。

導入から半年。新システム導入の効果について加藤氏は「(設定変更時に)スナップショットが使えるようになり、作業が本当に楽になりました」と、バックアップと同等の役割を果たしつつ、大幅な時間短縮を実現したスナップショットの効果に大きな手ごたえを感じている様子。一方で、「実は、常々先生方にお願いしていた効果なのか、1学期中は追加インストールがありませんでした(笑)」と佐渡氏。こちらは今後の活躍に期待!です。

情報リテラシー教育は、この数年間で大きく変化。今や授業でパソコンは当たり前のように使われるようになりました。最近では、スマートフォンやタブレット端末も急速な勢いで浸透しており、大学生のスマートフォン所有率も急上昇しています。今後ICUでは、シンクライアントシステムの一元管理をさらに進め、業務の効率化を図っていく考えだといいます。
一方で「ポスト・シンクライアント」、すなわちネットブート型シンクライアントを超えた高い利便性を有する新ソリューションの登場への期待ものぞかせます。そのイメージは「仮想環境を利用し、自宅や外出先でも、学内にいるのと同じ環境が利用できるような仕組み」。
小林氏は「まずは教職員に展開し運用状況などを見極めて教室系に展開できれば」と将来の構想を明かします。 スマートフォン、タブレット端末などの新デバイスの活用、クラウド展開なども「まだまだ構想の段階を出ませんが、将来的には取り組むべきテーマ」と佐渡氏。 情報リテラシー教育がますます重要視されるなかで、その鍵を握る情報システム部門への期待は大きく膨らんでいます。期待を超えるサービスの実現のために。パナソニックISもお手伝いを続けてまいります。

営業本部 開発営業部国本 依代国際基督教大学様は何年にもわたって当社のネットブートシステムをご利用いただいております。運用については、ほとんどお客さま自身でされており、ご導入いただいたきっかけの一つに従来のネットブートシステムよりも運用がしやすいというのがありました。当社の新ネットブートソリューション‘VHD Professional’の運用のしやすさを評価いただき、導入に至りました。当社の商品をいち早くご導入いただいたことに感謝し、これからもお客さまにとって安心と信頼感をもった商品をお届けしていきたいと思います。

取材:2011年9月 2日

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