導入事例

熊本高等専門学校 ネットワークブートPCを導入~安心・安全、常にクリーンなPC環境

熊本高等専門学校様(以下、国立熊本高専)では、地域における科学技術教育や研究の拠点に相応しいICT基盤を備え、図書や教育研究に関わる学術情報および本校で開発したマルチメディア教材やeラーニングコンテンツなどの効率的な提供・利用を通じ、人材育成事業や地域連携事業への支援も進めています。今年で10周年を迎える学生の海外研修も高専の先駆けとして、また、時代と社会のニーズに応えるため、魅力溢れる高専として今後も進化し続けます。
(学校のさまざまな取り組みや活動はホームページでご覧ください)

お客様データ

文教

熊本高等専門学校

熊本県合志市

熊本高等専門学校様の熊本キャンパスは、2009年10月高度化再編で誕生しました。前身は1943年に設置された熊本無線電信講習所で、その後、熊本電波高校、熊本電波工業高等専門学校を経て現在に至っています。新設学科は、将来を見据えICTに特化した学科構成となり創造力溢れる日本の技術を支える人材の育成を目指しています。さらに教育研究・地域貢献・キャリア育成を主目的とした3センターも設置され、リニューアルされたICT活用学習支援センターは最新鋭機器の映像コンテンツ作成環境を誇ります。

1.予期せぬPC操作にも耐えられるよう、堅牢性を保持したい。

ICT系学科の学生にとってPCはまさに研究材料そのもの。
設定変更やソフトウェアのダウンロードがあっても、自動でリセットできるようにしたい。

2.80台以上のPCを簡単に管理したい。

PC環境を統合管理することで、運用の手間を減らしたい。

全国に先駆ける“スーパー高専”として先進的な教育に取り組む国立熊本高専。その中でも社会のニーズに対応した質の高い教育研究拠点として特徴的なのが、ICT活用学習支援センターをはじめとする3つのセンター です。

「高専高度化再編の取り組みのひとつに、地域連携や国際交流などの機能を持つ共同利用型センターの設置がありました。本学のICT活用学習支援センターでは、学生へのICT教育や自学自習環境の提供を基本に、地域社会へは一般社会人向けのIT講習会や中学生を対象としたプログラミングコンテストなどを定期的に実施しています」と、ICT活用学習支援副センター長の小松一男氏は語ります。

学生・地域社会の両方にとって貴重な学びの場となっているICT活用学習支援センター。熊本キャンパスでは旧図書館がその活動拠点となっていましたが、2012年春にリニューアルを行いました。八代キャンパスと通信し双方向授業を行うことができるICTホールや、最新の映像撮影・編集機材を備えたメディア制作スタジオなど、ハイスペックな設備によりさらなる進化を遂げたのです。そして自学自習用のICT活用学習ルームと授業やセミナーで利用するICT演習室、2つのPC教室にネットワークブートPCシステムを導入。ICT基盤整備事業部長の石原秀樹氏は、その狙いを次のように語ります。

自学自習用のICT活用学習ルーム

「まず1点は、想定外の操作に対する堅牢性。熊本キャンパスの設置学科はICT系ということもあり、学生たちはPCを使って色々な“実験”をするのが日常です。特に自学自習室は目の行き届きにくい場所なので、この傾向が顕著でした。ネットブートを導入し、PCの設定が変わっても電源を入れなおせば元に戻る環境を作ることで、学生へ規制することなくこの課題を解決しようと考えました。もう1点の狙いは管理のしやすさですね。OSからデータまでをサーバ側で丸ごと管理するという仕組みですから、実質、PC1台分をきちんと管理できていれば済むというのは非常に魅力的でした」。
こうして2011年12月に入札を行った結果、パナソニックISのネットワークブートPCシステム「VHD Professional」が採用されることとなったのです。


3つのセンター:地域における教育・研究の拠点にふさわしいICT基盤を整備する「ICT活用学習支援センター」、グローバル人材を目指した課題解決型の教育事業を企画運営する「PBL・総合教育センター」、 地域産業界等との連携を推進する「地域イノベーションセンター」

1.安心・安全なPC環境を構築できた!

常にクリーンなPC環境を提供。
勉強や委員会の作業などで、多くの学生が集う場所に。

2.学外向けセミナー・講習会でも利用しやすい環境が整った!

クライアントイメージを複数用意すれば、用途に合わせPC環境を瞬時に切り替えることが可能。
公開講座の運営においても今後期待が持てる。

授業やセミナーで利用するICT演習室

既に10年前、別の教室でネットブートを運用していたという国立熊本高専。動画など容量の大きいコンテンツもスムーズに動作した経験から、今回の導入でもネットブートには大きな期待を寄せていたといいます。 今回はICT活用学習ルームに32台、ICT演習室に学生用50台、教員用1台のシンクライアント端末を設置し、すべて単独のクライアントイメージで管理しました。

「稼働より半年あまりが経ちますが、特に問題が起こることもなく、初期の目的を達成できたと思います。ICT活用学習ルームは初めてできた全学開放型のPCルームということもあり、クラブや委員会の学生が喜んで使っていますね。ついこの前は学祭の実行委員会がほぼ毎日作業をしていました。もちろん、どんな使い方をしても心配はありません」と、小松氏は顔をほころばせます。

メディア制作スタジオ

現在進めておられる地域連携の取り組みにおいても、ICT演習室を活用する際にもネットブートの利点が活きてくるはずです。 「この教室は現時点では授業利用のみですが、今後は一般向けのセミナーや講習会を催すことも視野に入れています。 ネットブートなら、複数のクライアントイメージを用途に応じて切り替えることができますので、授業用、公開講座用とクライアントイメージをあらかじめ作っておけば、教室を運営しやすくなると思います。今年度も地域住民の方に向けたIT講習会を計画しているので、ぜひ活用してみたいと思います」(石原氏)。

今後の展望について伺うと、石原氏は「もともとは別の学校だった2つのキャンパスにおけるPCの管理方法ですね。統合管理を進めるべきかどうか、検討の必要がありそうです」と打ち明けてくださいました。また小松氏は「PC教室が学校ICT環境のすべてを担う時代から、個人端末を持っていればサービスを享受できるような時代へ移り変わっていく気がします。スマートフォンの普及率を見ても、こうした方向性は考えても良いのではないかと思いますね」と予見します。今回生まれ変わったICT活用学習支援センターでは、学外からの依頼で学生が映像制作を手がけたり、マンガ・アニメクリエイター育成プロジェクト「響創塾」を始動させたりと、ますます意欲的な取り組みが展開されています。先進性あふれる国立熊本高専のICT活用を支えるため、パナソニックISもお手伝いを続けてまいります。

営業本部 ソリューション営業部 九州営業所田篭 憲法ICT演習室とICT活用学習ルームへの導入におきましては、まさにネットブートシステムのメリットを活かせる環境にあると思います。教室では通常の授業だけでなく、コンピュータを利用した試験や地域の方への生涯学習などさまざまな形態に簡単に切り替えて最大限に活用いただいており嬉しく思っております。また2013年春には八代キャンパスにも5教室(213台規模)へのネットブートシステム(VHD Professional)を導入させていただくことも決定しており、今後は両キャンパスの教室連携のご提案なども行いながら熊本高専様へのお役立ちができればと思っております。

取材:2012年11月15日

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