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Vol.025 水族館の裏側を覗く!「チケッティングシステム」が支える集客施設の運営とは?

2012年7月2日 「今、新しいフィールドへ。」 
特集 : 水族館の裏側を覗く!「チケッティングシステム」が支える集客施設の運営とは?

今、新しいフィールドへ。

代表取締役社長 前川一博の写真

当社は、2012年7月1日をもちまして「パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社」に商号を変更いたしました。

私が社長に就任してから2年あまりたちますが、この間、クラウドコンピューティングの急速な普及やパナソニックグループの再編など、当社を取り巻く事業環境は内外ともに大きく変化しました。

この「変化」は、私たちにとっては大きなチャンスだと考えています。パナソニックグループのなかで進みつつある革新をより加速させる"触媒"としての役目をITで担う。そして、そこから生まれる大きな価値をひとつでも多く、速く、市場にお届けする。こうした意志を新社名に込めました。

私たちは今後、これまで以上に多くのテーマ、新しいフィールドに挑戦していくことになります。チャレンジスピリットを決して忘れることなく、役員・社員一同これまで以上に団結して、進んでまいります。

水族館の裏側を覗く!「チケッティングシステム」が支える集客施設の運営とは?

水族館の裏側を覗く!「チケッティングシステム」が支える集客施設の運営とは?

近年、水族館が続々とリニューアル・新規オープンしていることをご存知ですか?デザイン性の高い水槽を取り入れたり、その土地ならではの水文化を紹介したりと、大人でも存分に楽しめる水族館が増えてきています。

パナソニックISでご提供しているのが、このような集客施設の運営を支える「チケッティングシステム」。水族館や美術館、プラネタリウムなどのバックヤードで動くシステムを、詳しくご紹介します!

集客施設バックヤードツアー

チケットカウンター

集客施設で私たちをまず出迎えるのがチケットカウンターです。

ここは集客施設にとって要とも言うべき場所。チケットの販売だけでなく、予約受付管理や会員カードの発行、売上集計など、運営業務が集約されています。施設内へスムーズにお通しするのはもとより、来場者分析にも重要な役目を担っています。

入場券をかざし、ゲートを通った先にもシステムが――例えば、プラネタリウムの空席情報を示すデジタルサイネージ。これはチケット販売状況と連携してお伝えしているものです。また、来場者数や売上などをバックオフィスで確認することも運営業務のひとつ。運営スタッフはリアルタイムの情報をもとに、適切な人員を適切な場所に配備することができるのです。

パナソニックISの"現場力"で、集客施設の情報システムを総合的に実現

常に臨機応変な対応が求められる集客施設の運営。

パナソニックISは、お客さまの業務内容を熟知した上でのソリューション提案で高いご評価をいただいています。

複雑で多様な販売形態をカバーするチケット発券システムを核に、それぞれの業務がシームレスに連携する「施設全体のシステム化」を実現。稼動後もお客さまと一体になり、臨戦態勢で運営をサポートします。

お客さまの流れとスタッフの業務

導入事例リポート

水族館イメージ

オリックス不動産株式会社(京都水族館)様

京都水族館は、2012年3月にオープンした日本最大級の内陸型水族館。チケッティングシステムを中核とする集客施設ソリューションの導入により、発券・物販・飲食・運営・経理などの業務が有機的につながる「水族館業務全体のシステム化」を実現されました。

開業に向けて - お客様には存分にお楽しみいただきたい。同時に、今後の事業展開にも備えたい。

入場ゲートもシステムと連携

「水と共につながる、いのち。」をコンセプトに、川の恵みから海にいたるつながりと、多くのいのちが共生する生態系を再現している京都水族館。同施設を運営するオリックス不動産株式会社(以下、オリックス不動産)様が、システムの企画にあたり最も重視した点は「お客様に心から楽しんでいただくこと」。

「素早いチケット発券はもちろん、万一のサーバー障害時にもお客様にご迷惑をおかけしないようお迎えをしたい。そうした意味で、チケット発券システムは水族館のシステム全体において核となるものでした」と、運営事業本部の室千穂子氏は語ります。

ご担当者様

今回オリックス不動産様が求めていた、広範囲にわたるシステム構築。その狙いには、チケット発券システムと周辺システムをシームレスに連携させることによる、業務の効率化と経営分析への活用がありました。

続けて室氏はもう1点のこだわりを挙げます。「今回作り上げるシステム基盤には拡張性を持たせたいと考えました。新規着工の際に土台を流用できればコストを削減できる上、事業分析も容易になります」。

こうして、お客様の満足を第一に今後の事業展開も見越した、情報システムの総合戦略がスタートしたのです。

いよいよ開業 - 予想以上のキャパシティを発揮し、一日最高約3000人分の年間パスポートをすべて当日発行!

オープンの2ヶ月前より、パナソニックISは京都水族館内にヘルプデスクを設置。スタッフの方々から要請があればすぐ駆け付ける態勢を整えました。「本当に心強かったです。お互いに我が事として作り上げていくような一体感がありがたかったですね」(室氏)。

そして2012年3月、京都水族館が開業。その年間パスポートは大人気となり、一日に最高で約3000枚を売り上げるほどに。予想だにしなかったこの枚数ですが、その全てを当日中に発行しお客様にお渡しできたといいます。室氏はこのキャパシティに「少し感動を覚えました」と笑顔を見せました。

さらに初めて迎えたゴールデンウィークは、9日間で約14万5千人の来場者数を記録。ピークの日は2万4千人の方がお越しになりましたが、トラブルもなく乗り越えることができました。

「施設はオープンしてからが本当のスタート。これからも二人三脚でともに成長していけたら」と、室氏は今後のサポート体制にも期待を寄せてくださいました。

あいえす☆うちのBOSS<ボス>

「今号のボス」ソリューションビジネス本部 システムソリューション事業部 グループリーダー 大橋 とう子

「意見をはっきり持ちつつ、物腰柔らか」「懐深く見守ってくれる」と部署からの信頼を集めるのは、システムソリューション事業部のグループリーダー・大橋とう子。入社7年目の井土貴寛が紹介してくれました。

「多彩なソリューションをご提供する当事業部の中でも、私たちは主にeラーニングシステムのサービス提供及び運用保守を行っています。」

日々どのように業務をこなしているのでしょうか?「すべてのお客さまが同じ基盤を利用しているため、システム改修の際には細心の注意が必要になります。また業務の運用においても、受講者情報の取り扱いや教材コンテンツ制作時の各種調整など、細かな仕事が多いのですが、大橋さんは女性ならではの気配りが行き届いています。」

そう語る彼は2年前、数万人規模のeラーニングの実施に初めて携わったそうです。「アクセス集中による障害対応に慌てていましたが、ふと大橋さんを見ると落ち着いておられて。おかげで、私も肩の力を抜いて対応できました」と、"鉄壁の安心感"を誇る大橋GLのエピソードを教えてくれました。

ソリューションビジネス本部 システムソリューション事業部 井土 貴寛

大橋GLがもたらす細やかさ、なごやかな雰囲気が、当社のeラーニングシステムに息づいています。