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Vol.044 一番人気はあのグッズ?「POSシステム」が支えるスタジアムの舞台裏

2015年9月4日 サービスイン
特集 : 一番人気はあのグッズ?「POSシステム」が支えるスタジアムの舞台裏

感謝の気持ちを胸に

代表取締役社長 前川一博の写真

先日の北海道出張の際、札幌ドーム様、千歳水族館様にご挨拶に伺いました。札幌ドーム様には今年3月からスタジアム内売店等のPOSシステムをご利用いただいており、千歳水族館様には今年7月25日のリニューアルオープンにあたってチケッティングシステムをご採用いただき、サービスをスタートしたところです。

両施設様ともにサービス開始以降スムーズな運営ができているとのことで、まずはホッと胸をなで下ろしました。一方、今後もしっかりとサポートし続けてほしいとのご要望もいただき、将来にわたってお客さまの事業を支えるパートナーとしての責任をしっかり果たさねばならないと、決意を新たにしたところです。

IT業界ではシステム納入を「カットオーバー」と言うケースが多くあります。しかし、私は、システムとは「納入して終わり」ではなく「納入からサービスインするもの」だと考えています。お客さまと共に歩むパートナーとしての関係はそこから始まり、その先に満足を超えた感動があるのです。その信念を胸に、今後もお客さまの感動を生むサービスをお届けし続けてまいります。

一番人気はあのグッズ?「POSシステム」が支えるスタジアムの舞台裏

一番人気はあのグッズ?「POSシステム」が支えるスタジアムの舞台裏

ユニフォームに着替えてスポーツ観戦。売店グルメに舌鼓を打ち、選手のスーパープレーに沸き、7回表終了後には飛び交うジェット風船...。スタジアムって本当に楽しい場所ですよね。

今回は札幌ドーム様にお邪魔し、舞台裏を少しだけ覗いてみました。
こちらの売店やグッズショップのレジでは、パナソニックISのPOSシステムが活躍しているんです!!

試合観戦に必須のグッズ・飲食販売をサポート!

札幌ドームのグッズショップ「グッズ☆ジャム」

札幌ドームは、プロサッカー「コンサドーレ札幌」とプロ野球「北海道日本ハムファイターズ」、2つのプロチームの本拠地となっている世界でも数少ないスタジアム。開業20周年を迎える2021年に向け、来場者サービス向上のためのシステム投資を積極的に行っています。

そのひとつとしてパナソニックISが2015年3月に導入したのが、レストラン「スポーツ・スタジアム・サッポロ」や場内の飲食売店、グッズショップ 「グッズ☆ジャム」の売上管理を行うPOSシステムです。これは、レジに置かれたPOS端末からの情報をリアルタイムで収集し、売上や在庫情報、購入した顧客情報などを一括管理するというしくみ。集計業務の効率化が図れるだけでなく、店舗運営の戦略立案やその効果測定も可能にします。

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ここがすごい! パナソニックISのPOSシステム

導入ストーリー「料金形態とサポート体制が決定打に。グッズワゴンの日次締め処理を63%短縮できました」

今回の新POSシステムの選定にあたり、株式会社 札幌ドーム 商業部 物販事業課長の出口達也氏は「料金形態と、稼働後のサポート体制が決定打になりました」と語ります。

「パナソニックISの提案は『ファシリティ・クラウド』 ──機器の保守も含めた月額サービス利用、というものでした。初期投資負担を抑えられますし、稼働後もしっかりと面倒を見てくれるという安心感がありましたね。また、導入後には他球場と情報交換できるユーザー会を開いてくれるという点も、導入して終わりではないという姿勢に好感が持てました」(出口氏)。

通常、POSシステムの構築には約1年の歳月を要しますが、札幌ドームにはどうしても間に合わせなければならないイベントがありました。それは春のプロ野球オープン戦。パナソニックISは2015年3月1日の稼働開始を目指し、約半年で構築を進めることとなったのです。

使い慣れた旧システムは、実は相当なカスタマイズが施されたもの。今回のシステム刷新に際しても同等の使い勝手を実現するため、多くのカスタマイズが必要となりましたが、幾度ものディスカッションを経て何とか稼働にこぎつけました。

キーボードからタッチパネルに変わった新システムは操作性に優れており、アルバイトスタッフは違和感なく使えているそう。

目に見えて効果が表れたのがグッズワゴンの日次締め処理です。PDA(携帯情報端末)に記録された売上データを管理システムへ転送する作業ですが、従来はトータル30~40分掛かっていたものが、新システムでは約15分で済むように。63%もの時間短縮となりました。さらに、集計した売上データを分析してサービスの改善につなげたり、オリジナルフードメニューの考案に活用することも容易になったといいます。

2015年7月には、「グッズ☆ジャム」のレジへ自動釣銭機を導入。「プレイボールの30分前くらいまで、応援グッズを買い求めるお客さまで長蛇の列ができるんです。釣銭のやり取りの数秒でも惜しくて。お客さまにはできるだけスムーズに、快適に買い物をしていただきたいというのが一番ですね。札幌ドームでは毎年モニターアンケートや座談会を実施し、お客さまの声を取り入れています。今後もグッズワゴンでのクレジットカード対応などといった設備強化を継続して進めたいと考えています」と、出口氏は来場するファンへの思いをにじませました。

システムだけでなくPOS端末もハンディターミナルもパナソニックISの「ファシリティ・クラウド」

あいえす☆うちのBOSS<ボス>

「今号のボス」サービスビジネス本部 IDCサービス事業部 グループリーダー 岡山 正之

「稼働後、きちんと運用できるようなサーバ構築を心がけています」と語るのは、IDCサービス事業部の清水健介。グループリーダーの岡山正之を紹介してくれました。

「当部署はサーバ環境の構築・提供を行うグループで、私はその中でもお客さまのデータセンター内に構築する『オンプレミス型』を担当しています。岡山さんは東京、私は大阪に在籍しているため会う機会は少ないですが、業務が立て込むと『体には気を使ってください』とまめに声を掛けてくださる。さりげない気遣いが身にしみます」。

サーバ環境提供の流れは、大まかに 1.ご提案 2.構築 3.運用 の3フェーズ。彼の担当は 2.構築 ですが、いつも全フェーズを意識しながら仕事しているといいます。

「全体のつながりが見えていないと良い構築はできません。前後のフェーズの担当者と連携しながら、お客さまのめざす設計をうまく引き出したり、運用まで見据えた機器選択を行ったりと工夫しています」。

「当社が何十年もの運用実績で培ったノウハウを、パナソニックグループ外のお客さまへもどんどん展開していきたい」と語る彼。「海外出張の多い岡山さんを見習って、TOEICも頑張りたいですね」と笑顔を見せてくれました。

サービスビジネス本部 IDCサービス事業部 清水 健介