2014年7月1日

INTEROP TOKYO 2014 イベントレポート

Interop Tokyo 2014

開催日時:2014年6月11日(水)~6月13日(金)

開催場所:千葉県・幕張メッセ

今年で21回目を迎えたInterop Tokyo、「To the Next Connected World」というスローガンのもと、最先端の機器やテクノロジー、サービスが一堂に会し、幕張メッセで6月11日から3日間の日程で開催されました。

イベントレポート

「INTEROP」の由来「Interoperability(相互運用性)」をテーマに、「カンファレンス」と「展示会」、そして幕張メッセイベント会場に構築される「ShowNet」と呼ばれるライブネットワークの3つの要素で構成、国内外の名だたる企業の展示ブース、VIPの基調講演やセミナー、また「ShowNet」には来場者参加型のプログラムが用意されていました。 パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、当社)はジュピターテクノロジー社のブースにおいて、「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」の展示、デモを行いました。また期間中、その開発ベンダーであるパロアルトネットワークス社によるセミナーが多数開催されましたのでご紹介します。

展示会場には数多くのセキュリティベンダーがブースを出展、その中には、当社が提案するネットワークセキュリティソリューション、「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」のパロアルトネットワークス社と、「Juniper Networks Products」のジュニパーネットワークス社の2社も出展を行っていました。

【Interop Tokyo 2014 展示会場】
【Interop Tokyo 2014 展示会場】

【Interop Tokyo 2014 パビリオンにて】当社のエンジニアの説明に熱心に聞き入るお客さま
【Interop Tokyo 2014 パビリオンにて】当社のエンジニアの説明に熱心に聞き入るお客さま

Interop Tokyo 2014では、特に注力するテーマにフィーチャーしたパビリオンと呼ばれるエリアが設けられていました。

この一角に出展したジュピターテクノロジー社のブースで、当社は「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」の展示およびデモを行いました。

「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」は、従来のファイアウォール機能に加えて、アプリケーション制御、ユーザー識別、アンチウイルス、不正侵入防御、およびURLフィルタリング機能を搭載し、多層化防御を実現。 外部からの攻撃防止だけでなく、内部のセキュリティ向上にも使える次世代ファイアウォールの決定版です。

展示テーマは「ログライフサイクル管理と解析」。
「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」がログを生成、そのログを「Syslog」サーバで収集、保存。 ログの検索も行うことができます。 尚「Syslog」サーバは、ファイアウォールのログだけでなく、スイッチやルータのログやトラップの収集、保存も行うことができます。 また、それらのログをログ解析レポートツール「Sawmill」で解析し、レポートの作成を行います。 それらのデータは、障害の原因や不正操作の特定、インフラやコンテンツの改善に活用することができます。

デモのテーマは「見える化」。
「見える化」というキーワードで、「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」のデモを行いました。
通常のファイアウォールは、IPアドレスやポート番号しか確認できないため、知識を持った人にしかわかりません。またほかのデータと紐付てユーザー等の情報を確認しなければなりません。「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」は、「Facebook」や「Twitter」というように、アプリケーションが直接見えます。 アプリケーション名を見てもわからない場合には、クリックするとそのアプリケーションの詳細説明を見ることもできます。 更にはユーザー情報も簡単に見ることができます。

アンチウィルスの機能により、感染をブロックすることができますが、どんなウィルスが来たのか、そのマルウェアの名前や詳細もわかります。そのマルウェアがどこから送られてきたのか、どこに侵入したのかも確認できます。

【Interop Tokyo 2014 パビリオンにて】当社のエンジニアが「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」のデモ実演中
【Interop Tokyo 2014 パビリオンにて】
当社のエンジニアが「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」のデモ実演中

WildFireという機能では、クラウド上のサンドボックスで未知のファイルを検証し、それがマルウェアかどうかの判定を行います。
WildFireのモニター画面で、識別された未知のマルウェアがどのように見えるか、そして識別してから対策シグネチャが自動生成・配信されるまでの流れのご紹介、またボットネットモニター画面では、ボットネットの疑いのある通信ログを確認、悪意のあるのマルウェアの侵入の検知についてご紹介しました。

よくある質問ですが、モニター画面で「見る」だけではなく、PDFレポートの作成も可能です。またウィルスが検知されたタイミングで、メール送信を行ったり、作成したPDFレポートをスケジュール機能でメール配信することも可能です。

「Palo Alto Networks次世代ファイアウォール」のデモにご興味のある方、「詳細を聞きたい!」場合には「商品に関するお問い合わせフォーム」からお問い合わせいただくか、最寄りの営業所に直接お電話でお伝えください。



【Interop Tokyo 2014 展示会場・パロアルトネットワークス社ブース】
【Interop Tokyo 2014 展示会場・パロアルトネットワークス社ブース】

展示会場の中でもひときわ活気のあったパロアルトネットワークス社の展示ブースでは、様々なソリューションの紹介と、新製品PA-7050の実機の展示、さらにはブースセッションコーナーを設け、20~30分おきにミニセミナーを開催、多くのご来場者の方が足をとめ聞き入っていました。
そのミニセミナーですが、パロアルトネットワークス社の製品紹介から、VMWareやCitrixといった他社との連携ソリューションの紹介、標的型攻撃対策や実際の導入事例の紹介等など、盛りだくさんの内容となっていました。

展示会場の中には、3つのセミナー会場が設けられていました。この展示会場内セミナーでは、パロアルトネットワークス社マーケティング部長の多賀 俊雄氏と技術本部長の乙部 幸一朗氏が登壇、「標的型マルウェアの傾向と2014年サイバーセキュリティの展望 ~いま注目される”Cyber Kill Chain”コンセプトとは?~」について講演を行いました。



【Interop Tokyo 2014 展示会場内セミナー会場】
【Interop Tokyo 2014 展示会場内セミナー会場】

今本当に注目の話題ということで、セミナーは満席、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。 セミナーの内容は【INTEROP TOKYO 2014 セミナーレポート ~「Palo Alto Networks 次世代ファイアウォール」】でご紹介しています。

国際会議場で開催された基調講演には、パロアルトネットワークス社のチーフセキュリティオフィサーのリック・ハワード氏が登壇、「強固なサイバーセキュリティーを実現するための4つの技術革新」について講演を行いました。こちらの講演も事前登録ですでに満席、注目度の高さが伺えました。

Interop Tokyo 2014と同時開催のDSJ 2014(Digital Signage Japan)にはパナソニックが出展、ブースでは、新製品「ProXStream EX」をはじめ、デジタルサイネージなどAV応用機器に活用できるソリューションを数多く展示していました。4Kのモニターがひときわ美しく、多くの来場者の方々が立ち止まっていかれました。

パナソニックブース

最後に

Interop Tokyo 2014は、DSJ2014等の同時開催イベントとあわせて3日間で132,609名を動員。雨にもかかわらず本当に多くの方々が来場されました。コンピュータやネットワーク等などITの世界は加速度的に進歩を遂げています。今から来年のInterop Tokyo 2015がとても楽しみです。


取材記者:池田 レポート制作日:2014年6月19日

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