2016年1月28日

「コピーデータ仮想化」テクノロジーご紹介セミナー

「コピーデータ仮想化」テクノロジー

開催日時:2015年12月22日(火)
開催場所:東京都港区・パナソニックIS東京

ITシステムを使う上で不可欠なデータのバックアップ。しかし、あらゆる現場をITが支える昨今、爆発的なデータの増加は企業にストレージ投資の負担として重くのしかかっています。さらに、バックアップデータは「ただ置いてあるだけ」で、他の用途には使えないばかりか、いざという時にもすぐには使えない、といった課題も浮き彫りになってきています。

こうした課題解決に有効な手段として近年国内でも注目を集めているのが「コピーデータ仮想化」。今回のセミナーでは、設立からわずか数年で欧米において加速度的に導入企業を増やしている米国発の「アクティフィオ」による「コピーデータ仮想化」のテクノロジーと、ユーザー企業ならではの視点で当社が行なった検証結果をわかりやすく解説しました。

プログラム

【セッション1】 「コピーデータ仮想化」テクノロジー「アクティフィオ」と「アクティフィオ」活用ユーザ事例のご紹介
アクティフィオジャパン株式会社 ソリューションアーキテクト マネジャー 高峰 康 氏

【セッション2】 「パナソニック インフォメーションシステムズの取組みご紹介 東京―大阪間DR検証環境構築『テスト開発環境/実地見学』」
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 IDCサービス事業部 IDCソリューション部 谷 敦史、IDCサービス事業部 IT基盤部 久保 裕一

セミナーレポート

アクティフィオジャパン(株) 高峰氏
アクティフィオジャパン(株) 高峰氏

セッション1では、アクティフィオジャパン株式会社の高峰氏が登壇。

「我々の目の付けどころは『コピーデータの仮想化』、そこだけです」。冒頭、そう強調した高峰氏。現在、企業のデータ管理には(1)バックアップが使えない、(2)ストレージ容量の増加、(3)複雑な構成による運用負荷の増大という3つの課題があり、運用担当者の時間を圧迫、新規企画や研究を阻害しているとし、こうした課題は「使えるバックアップがあれば解決できる」と指摘します。その解決方法が「仮想化」というキーワードで示されるというのです。

アクティフィオの特長は当初に作成する「ゴールデンコピー」と呼ばれるデータ。作成した後は永久差分方式でデータを収集しますが、他との決定的な違いは、昨日/今日/半年前/一年前など、データの一つひとつが完結した形で整備されている点です。これにより、利用者はどの時点のデータであっても即座に利用でき、さらにはデータが仮想化されているために、ストレージ容量の大幅な削減も可能となります。こうした点が評価され、バックアップやDR、さらにはテストや開発、バージョンアップの検証など、様々な目的でアクティフィオを採用する企業が増えているのです。

最近ではユーザー企業のみならずクラウドサービス事業者の導入も増えているというアクティフィオ。本セミナーでは、それぞれのニーズに応じた活用事例があわせて紹介されました。


セッション2
DR環境のデモ

続くセッション2では、パナソニック インフォメーションシステムズがアクティフィオの提案活動に取り組む意義、今回東京‐大阪間に構築したDR検証環境の概要を説明した後、デモを行ないました。

当社はユーザー企業としての視点で、2015年夏からアクティフィオを検証してきました。検証環境は2日、DRサイトは1日で構築完了。「すぐ使える」というアクティフィオのメリットを実感できました。また、現場の担当者とともに検証を進めるなかでは、幅広い活用アイディアが生まれています。こうした経験を活かし、一般市場での提案もスタートしています。お客さまには、今回構築した検証環境を使いながら、さらに具体的なイメージを持っていただけるのではないかと期待しています。

セミナーは一部を要約して紹介しています。「詳細を聞きたい!」場合には「商品に関するお問い合わせフォーム」からお問い合わせいただくか、最寄りの営業所に直接お電話でお伝えください。

パナソニック インフォメーションシステムズは、お客さまの環境にあった最適なソリューションをご提案いたします。ぜひご相談ください。

講演者から「ひとこと」

当社 谷 敦史

今回のセミナーではDR検証サイトを切り口にご紹介しましたが、当社としてはアクティフィオ本来の魅力はバックアップやDRという枠にはまらない点にあると考えています。自らがユーザーとして検証した結果、当社はアクティフィオをより「シンプルに」「速く」、そして「便利に」データを使いこなすためのソリューションだという実感を持っています。

データの活用方法は、本セミナーで紹介した例に留まらず、お客さまのアイディア次第でさらに広がるはずです。お客さまとディスカッションしながら、そのお手伝いをできればと思います。

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 IDCサービス事業部 IDCソリューション部 谷 敦史

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