2015年2月4日インタビュー

基幹業務ソフトウェアを電子化で支える柔軟なワークフローパッケージ ~ ピー・シー・エー株式会社 専務取締役インタビュー

ピー・シー・エー株式会社取材日:2015年1月16日

ピー・シー・エー株式会社
専務取締役 折登 泰樹 氏

基幹業務ソフトウェアを電子化で支える柔軟なワークフローパッケージ ~ ピー・シー・エー株式会社 専務取締役インタビュー

ピー・シー・エー株式会社

【Corporate Data】

企業名:ピー・シー・エー株式会社

URL:http://pca.jp/

所在地:東京都千代田区富士見1-2-21 PCAビル

ピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は、1980年に公認会計士の有志によって設立された、業務用システムの開発・販売を行うコンピュータソフトウェア会社です。会計、販売管理、人事給与などの基幹系システムを中心に、数多くの導入実績があります。当社の子会社であるPNETSのワークフローパッケージ「MajorFlow」(メジャーフロー)は、経費精算ワークフローなどの用途で会計システムとの連携を提供しています。       今回は、PCAの専務取締役である折登泰樹(おりと ひろき)氏に、同社が取り組むビジネスの展望や、当社子会社との協業、今後の方向性などについておうかがいいたしました。

ロゴに込められたソフトウェアへの思い

「PCAロゴの『P』の字はFace Logo、つまり人の顔を表しています」と語る折登氏。ロゴに示される『働く一人ひとりを大切にする』という力強い思想は、パソコンの黎明期である1980年の設立から変わらず貫かれ、開発される数々のソフトウェアに反映されています。これらのソフトウェアは、パソコンで稼働するという手軽さや機能性、使い勝手の良さが多くの会社に受け入れられ、現在では中小規模の企業を中心として20万社を超える会社で導入されるまでにいたっています。

パッケージからクラウドまで、柔軟に選べる商品バリエーションが強み

会計などの基幹業務ソフトウェアは、PCAをはじめ多くの会社がパッケージなどの形で開発・販売を行っています。「どのソフトウェアもバージョンアップが頻繁に行われ、機能差が出にくい」(折登氏)という状況の中で、PCAのソフトウェアには他社のソフトウェアにはない大きな特長があると言います。「それは、導入に当たって柔軟なバリエーションを用意しているという点です。単体で動作するスタンドアロン版からネットワーク版、そしてクラウド版までをすべての機能で提供しているのは当社だけです。」まだまだクラウド版の導入はこれからということですが、初期導入の手軽さやスマートデバイスからもアクセスができるというメリットなど、「営業などを中心にニーズはあると考えている」と今後の導入の拡がりを見据えておられる様子でした。    

ピー・シー・エー株式会社の豊富なソフトウェア群

PCAの豊富なソフトウェア群

電子化を支えるMajorFlowのワークフロー機能

PCA会計とMajorFlowの連携図       こうしたソフトウェアと、PNETSのワークフローパッケージとの連携は、どのようなメリットをお客さまにもたらすのでしょうか。折登氏は、「会計ソフトウェアとワークフローとの組み合わせが大きな付加価値を生んでいる」と言います。「既に多くの企業には会計ソフトウェアなどが入っています。一方で、近年は合理化や内部統制、セキュリティ対応などで電子化の取り組みが不可欠なものとなってきています。PNETSの『MajorFlow』は、PCA会計にはないワークフロー機能によってこの電子化を実現し、導入いただいたお客さまに新たな業務効率化の貢献ができていると考えています。」

制度改正でさらに拡がる電子化の用途

ピー・シー・エー株式会社折登専務       今後のビジネスの方向性はどのようになっていくのでしょうか。折登氏は次のように語ります。「2016年1月から開始されるマイナンバー制度や、2017年4月に予定されている消費税の増税、軽減税率の導入など、数多くの制度改正が見えています。機能強化や使い勝手の改善ももちろんですが、これらのテーマにタイムリーに対応して、お客さまのビジネスを止めないことが重要だと考えています。 」PNETSに対しては、「この流れの中で、電子化はさらに進展していきます。現在は経費精算を中心とした連携ですが、人事系の承認処理などワークフローを軸とした幅広い発展を進めてもらいたい」と期待感を示されました。    

              編集後記:さまざまな制度改正への対応は必須、そのために情報収集は欠かさないという話をおうかがいしました。常に先手先手で情報を得て、ソフトウェアとして使いやすい形に仕上げて提供していることが、高い評価で受け入れられている要因だと感じました。柔軟・充実のワークフロー機能を持つMajorFlowも、今後も引き続いてその一助になれればと思います。(2015年1月 大井)           

パナソニックの動画ポータルサイト ~Channel Panasonic

導入事例、イベント・セミナーについてもあわせてご覧ください。このページに関しては、こちらからからお問い合わせください。

※当サイトに記載された社名および商品名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。