
ASTERIAとは、プログラムを組まずに画面上の操作のみでデータ連携が実現できるミドルウェアです。社内システムやクラウド上のサービス、各種データベースやExcelやNotesなどのアプリケーション間のデータ連携を容易に実現できます。基幹系システムを含む大規模なデータ連携基盤として、業務効率化に貢献する業務処理基盤として、様々な活用が可能です。(活用シーンの一例は こちら)
ASTERIA Warp導入のメリット
「ノン・プログラミング」「マルチプロトコル・マルチフォーマット対応」により、システム開発期間・メンテナンス費用を劇的に削減
データ連携の仕組みがグラフィカルで直観的に理解できるため、迅速なシステム開発ができます。また導入後も煩雑になりがちなシステム連携の設定や管理が集約・可視化されることにより、システム運用者の負担が軽減されランニングコストの削減に繋がります。

処理の自動化によって業務の効率化と人為ミスの低減に貢献
既存システムデータとExcelなどが柔軟に連携できます。これまでクローズされていた各システム内のデータ資産や手元のデータを組み合わせることで、意思決定の元となる情報が自動的に得られるようになり、正確かつ迅速な意思決定が可能となります。
豊富な接続先、進化する開発支援機能の提供
純国産のビジネスソフトで、お客様ご要望に柔軟・迅速に対応いたします。多種多様な新機能の追加やクラウドサービスに対応した新規コンポーネントの提供がなされなど機能拡充が行われるので、利用者は新テクノロジー習得の期間を大幅に削減でき、高速な対応が実現できます。
ASTERIA Warpの主な機能
フロー機能
フロー機能はファイルや書き込みなどのシステム動作をコンポーネントとしてアイコン化し、それを並べていくことでデータ連携を実現する機能です。専用の開発環境である「フローデザイナー」を用いてフローを作成します。
コンポーネントには、データの変換処理を行うデータマッピングや、Excel・SQLの編集を可能とする各種ビルダー、様々なシステムとの連携を可能とするアダプターなど、多種多様なものが用意されています。また、仕様書の自動作成機能やデバッグ処理を行うためのデバッガーも標準で用意されており、開発・運用現場で役立つ機能が満載です。
フローデザイナーの画面
多様なテクノロジーをアイコンとして抽象化しているため、視覚的に処理内容を把握できます。

データマッピング画面
項目ごとに抽出・変換・加工が自在に行える、マッパー関数が用意されております。
マッパー関数を利用して、条件分岐やマスタデータベース参照の処理も容易にできます。

管理コンソール画面
処理の起動状況、サーバメモリ使用状況や処理ログなどASTERIAサーバ状況を管理できます。

デバッグの様子
フロー上でブレークポイントを設定、順次実行させることで問題箇所の早期発見が可能です。

パイプライン機能
パイプライン機能は、入力情報の収集を行う「センサー」、データ変換を行う「フィルター」、変換結果を送信する「ジョイント」の3ステップで連携を実現する機能です。ブラウザからアクセスする「パイプラインコーディネーター」を用いて作成するため新たな開発環境を導入する必要がありません。
パイプラインはチュートリアル形式の選択を繰り返すことで連携が実現できるため、簡単なデータ連携を行うのに向いています。
パイプライン機能の設定画面
実現機能のインプット・アウトプットをマウス操作で選択します

パイプライン機能の詳細設定画面
ブラウザー操作で処理の詳細を選択することで、データ連携を実現できます。

チェックポイント機能 ※Enterprise Editionのみ
あらかじめチェックポイントを定義することで、実行中のデータを保存できます。
障害発生後チェックポイントから再実行可能になります。
この機能により他サービスからの受信データを再度準備して再実行する手間を削減できたり、
時間を要するバッチ処理後のデータを保管することで再実行時の処理時間を短縮することが可能になります。
チェックポイントのイメージ

クラウド連携機能
急速に利用が拡大しているクラウド環境にも対応しております。
ASTERIAを利用すれば、データの存在場所が社内ネットワーク内であるか、クラウド環境にあるか区別無くシームレスに利用可能になります。
社内マスタ情報をクラウド環境に連携することで、既存資産の有効活用かつクラウド環境の最新技術の恩恵を受けることが可能になります。
ラインナップ
ASTERIA Warpには、スタンダードエディションとエンタープライズエディションがあり、エンタープライズエディションは大規模向けの機能が盛り込まれるほか、フローデザイナーが10クライアント付属します。
機能 | Standard Edition | Enterprise Edition |
---|---|---|
チェックポイント | – | ○ |
簡易フェイルオーバー | – | ○ |
優先実行モード | – | ○ |
WEB API | ○ | ○ |
ループ並列処理 | ○ | ○ |
フローデザイナー | 5 | 10 |
Asteria、アステリア、ASTERIAは、アステリア株式会社の登録商標です。
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詳細は、アステリア株式会社の以下URLをご参照ください。
関連情報
- アステリア株式会社サイト
- ASTERIA Warp 最新バージョンのご紹介
- ASTERIA Warp Ver4.9のご紹介