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Vol.036 データがつながると、仕事がつながる!「つなぐ」ソリューションで情報価値を最大化

2014年4月21日 「より深く拡げる」
特集 : データがつながると、仕事がつながる!「つなぐ」ソリューションで情報価値を最大化

より深く拡げる

代表取締役社長 前川一博の写真

新年度がスタートし、昨年度策定した中期経営計画も2年目に入りました。今、私たちは「深く拡げる」をキーワードにビジネスを推進していますが、その過程において、ひとつひとつのビジネスに対し、責任を持って完璧にやり遂げることの重要性を改めて感じています。

お客さまとの関係性を築いていくとき、ビジネスは連鎖的です。まず、きっかけとなるビジネスがはじまります。では、このビジネスがひとつの節目を迎えたとき、次のビジネスにつなげるためのバトンとは何でしょうか?

ビジネスとビジネスをつなぐバトンは「結果」以外にありえません。もしもお客さまのご満足を得られたならば、それが次のビジネスへのバトンとなり、そうでなければ、それ以上の進展はないでしょう。責任を持って完璧にやり遂げた結果こそがお客さまとの関係性を深め、ビジネスを拡げていく。こうしたビジネスの連鎖が真のビジネスパートナーへの一本道であるはずです。

今年度ももっと強い思いを持って、「深く拡げる」取り組みを進めていきたいと考えています。

データがつながると、仕事がつながる!「つなぐ」ソリューションで情報価値を最大化

データがつながると、仕事がつながる!「つなぐ」ソリューションで情報価値を最大化

システムは生き物。その形は企業ごとに千差万別で、組織や制度変更の影響を受けながら増殖・変化し続けています。そのためシステムとシステムをつなぐ部分はどうしても複雑化しがち。これはシステム部門にとって非常にやっかいな問題ですが、この「つなぎ」を整えることで企業のデータ活用度は飛躍的に向上するのです!

シームレスなデータ連携で、業務効率化と情報活用を支援

例えば得意先からの発注データを販売管理システムに入力したり、部門ごとに分散している顧客情報を集約して管理したり。私たちは日常業務において、さまざまな形式のデータを作成し、加工しています。しかしデータフォーマットの種類が増えれば増えるほど、システム間の受け渡しに手間暇がかかったり、業務が担当者まかせになってしまうなどのリスクも。

こうした問題を解決し、現場のしくみを活かしながら大幅な効率化を実現する策のひとつが、EAIツールによるシームレスなデータ連携です。

パナソニックISでは、インフォテリア株式会社製のデータ連携ミドルウェア「ASTERIA」や自社開発のクラウド連携EAIサービス「BizFit Connects」による連携ソリューションをご提供しています。200社を超える導入経験にもとづく豊富な知識で、お客さまの業務効率化・タイムリーな情報の有効活用を支援します。

BizFitConnectsのイメージ

システムをトータルコーディネートする

導入事例リポート

島津製作所 様

株式会社島津製作所は、分析・計測、医用、航空、産業の4分野を中心にさまざまなテクノロジー製品を生み出している先端企業。

同社はグローバル展開を加速させるための取り組みとして、2012年に人事システムを刷新。周辺システムとの連携基盤に、パナソニックISの提案したデータ連携ミドルウェア「ASTERIA」を採用されました。

Before - SAP ERPの社員情報と紐づく周辺システムはざっと100システム近く。個別の連携構築では切りがない!

島津製作所外観

新人事システムとしてSAP ERPを導入するにあたり課題となったのは、SAP ERPと周辺システムとの情報連携でした。というのも、なんと100近くの周辺システムが社員情報と連携して動いており、ひとつひとつの連携を個別開発するには工数が足りなかったのです。

また、周辺システムの改修を避けるため、周辺システムで扱うデータの形式は従来と同じものを使い続けたいという希望もありました。このため、SAP ERPと周辺システムとの橋渡しを行うEAIツールが必須となったのです。

情報システム部 部長の永野克己氏をはじめとするプロジェクトチームは、この状況を踏まえてEAIツールを選定。候補に挙がったのは「SAP ERP専用のデータ連携ミドルウェア」と、パナソニックISが提案した「ASTERIA」の2つでした。

実は専用ミドルウェアの方が工数や費用は低く見込まれていたとのことですが、「グラフィカルな画面で簡単に扱えるASTERIAは連携処理をブラックボックス化することなく、汎用性・機能面においても今後の応用が利くだろう」という期待からASTERIAを採用。パナソニックISの豊富な導入経験にも安心感を持っていただけました。

After - 短い開発期間で効率的にデータ連携を実現! 連携処理の管理も容易に。

2012年1月から1年8ヶ月にわたるSAP ERPの導入プロジェクトにおいて、ASTERIAを用いたデータ連携処理の部分は半年の期間をかけて設計・開発・テストが行われました。計画の遅延は許されない状況でしたが、パナソニックISの技術支援のもと、少ない工数でデータ連携開発を実現。よく使われるデータ連携処理をパターン化することで、開発工程だけでなく、その後のテスト工程も大幅に簡略化できました。

また、すべての連携をASTERIAを経由して行うようにしたため、データ連携処理を一元管理できるようにもなりました。これによりシステム担当者による属人化も防ぐことができると、今後の運用管理においても大きな期待が寄せられています。

永野氏はデータ連携基盤の全社展開にも意欲を見せ、「今回のプロジェクトを成功事例として、別のデータ連携に対してもASTERIAを活用し、効率的な開発を進めていきたい」とコメントをくださいました。

データ連携処理のイメージ

あいえす☆うちのBOSS<ボス>

「今号のボス」ソリューションビジネス本部 開発センター グループマネージャー 藤井昭仁

今回潜入するのは、当社のSIの要ともなる部署・開発センター。グループマネージャーの藤井昭仁について、入社5年目の内山今日子が教えてくれました。

「当部署では、ソフトウェア開発プロセスのうち、設計・開発・テスト工程を一貫して担っています。実践的な開発スキルを身につける場として新入社員も広く受け入れており、若手社員が非常に多いですね」。

彼女も入社当初から開発センターに所属している一人。部署は普段どんな様子ですか?

開発センター主催「花見会」の様子

「社内でも特に仲の良い部署です!部署の性質上、自分のパソコンに向かって行う作業が多いのですが、いつも和気あいあいとした雰囲気。人とのつながりを大事にする藤井さんの存在が大きいと思います」。

部署旅行など、藤井GMのもと企画されるイベントも多く、この4月には毎年恒例の花見会も催されました!

「藤井さんの心配りはオフの時だけではありません。あるプロジェクトが佳境に入り、導入支援のため私が長期出張に出た時も、オーバーワークになっていないかとこまめに話を聞いてくださいました。おかげで、挫けずに導入を完遂できました」。

「いつものびのび」と笑顔の彼女。システムを生み出す最前線で光る"人の力"を感じました!

ソリューションビジネス本部 開発センター 内山今日子

本ページは、当社が発刊しております「IS CLOSE UP」を基にWEB用に抜粋した内容で作成しております。
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