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Vol.042 エネルギーマネジメント&海外IT支援 パナソニックISの新たな一歩

2015年4月22日 新たなステージ×新たな挑戦
特集 : エネルギーマネジメント&海外IT支援 パナソニックISの新たな一歩

新たなステージ×新たな挑戦

代表取締役社長 前川一博の写真

大阪で桜の満開宣言がされた4月1日、当社は15名の新入社員とともに新年度をスタートしました。これに先立ち、1月に三洋ITソリューションズから19名のメンバーが当社に加わり、2月には中国を拠点とする松下信息系統(上海)有限公司が当社の子会社になりました。名実ともにこれまでとは違う、新たなステージを迎えるのだと実感しています。

新たに加わったメンバー、新たなメンバーを迎え入れたメンバー、その双方に、「新たなステージへ進む意欲」を私は強く感じています。そこで、今年度の社内スローガンは「深く拡げて未来へつなぐ― 新たなステージ×新たな挑戦」としました。これは、2013年度に策定の中期経営計画で掲げた「深く拡げる」というキーワードを一歩進めたものです。お客さまの事業・経営そのものに貢献するなかで培った力を礎とし、新たなステージで挑戦する、そしてその力を次の未来へとつなげようと話し合っています。もちろん、その第一歩は「お客さまの満足を超えた感動」をめざすことであり、これが変わることはありません。常にその実現に向かって、新たな歩みを進めてまいります。

エネルギーマネジメント&海外IT支援 パナソニックISの新たな一歩

エネルギーマネジメント&海外IT支援 パナソニックISの新たな一歩

1月1日付で三洋ITソリューションズ株式会社のエネルギーマネジメント業務が当社へ移管されました。
また2月15日には、三洋信息系統(上海)有限公司を当社子会社化。
同社は松下信息系統(上海)有限公司に社名を変更し、新たな一歩を踏み出しました。

新しく加わったメンバーとともに、パナソニックISグループが今後どのようなビジネスを進めていくのか。
詳しくご紹介します。

「ビジネス展開-1」エネマネ支援事業を拡大

新事業推進グループ 設備連携IT事業担当グループ

パナソニックISは2010年よりエネルギーマネジメントシステム「eneview」を展開していますが、それよりも以前からエネマネ関連事業に取り組んでいたチームが同じパナソニックグループ内に存在しました。それが、このたび当社の新たなメンバーとして加わった、元三洋ITソリューションズのエネルギーマネジメントチームです。

家庭用燃料電池「エネファーム」が普及する前の実証事業段階からそのシステム開発に携わり、モノとモノをつなぐ、いわゆる"IoT(Internet of Things)"に関するノウハウを蓄積してきました。

創造力と確かな技術を兼ね備えた新メンバーとともに、今後もITから新たな価値を生み出し続けます。

境目がない、だから価値を生み出せる。

新事業推進グループ 設備連携IT事業担当グループ グループリーダー 杉田 栄

私たちが初めてエネマネ関連事業を手掛けたのは2006年の頃です。エネファームのシステム開発に、コントローラ基盤の設計段階から携わりました。
その後2010年より、店舗・建物の設備機器を遠隔監視するシステムの開発を始め、現在も機能拡充を続けています。

私たちの強みは、機器と機器をつなげるためのノウハウと、つなげた後に分析するためのノウハウを持っていることです。エネファームのシステム開発でも、各家庭の電気やお湯の使用パターンを学習する"需要予測機能"を実装していました。

そしてITベンダーでありながら、コントローラのような制御装置の知識にも長けていることです。IT、設備機器、エネルギーのどれかひとつだけを相手にするのではなく、全てを境目なしに取り扱うことができる。これは、パナソニックグループ内で設備機器メーカーと私たちITベンダーが一体となって事業を進めているからこそだとも思っています。

近頃IoTというキーワードが注目されていますが、私たちのこれまでの取り組みは、振り返ってみるとまさにこのIoTでした。私はIoTを「ITで集めたデータを価値ある情報に変えるビジネス」だと捉えています。今後もこうした事業に注力し、設備機器を使う現場のお客さまへ付加価値をもたらしていきたいと考えています。

「ビジネス展開-2」海外IT支援を強化

松下信息系統(上海)有限公司 (パナソニック インフォメーションシステムズ上海有限会社)

パナソニックISでは、中国、アジア、欧州、北米などへ展開するパナソニックグループのグローバルビジネスをITで支えてきました。例えば、海外40拠点以上にERPを導入し、世界共通のSCMを構築しています。

このたび子会社となったパナソニック インフォメーションシステムズ上海は、当社初の海外子会社。10年以上の歴史の中で、三洋電機グループ向けITソリューションを手掛けてきた企業です。

ITスキル・業務スキルに優れ、日本語能力にも長けたパナソニックインフォメーションシステムズ上海のメンバーとともに、今後もグローバルなIT支援を強力に推し進めます。

日本の企業文化を熟知した人材が強み。

松下信息系統(上海)有限公司(パナソニック インフォメーションシステムズ上海有限会社)経理部 陳 煥奇

当社は2004年7月に、三洋電機の中国拠点向けITサービス提供及びオフショア開発会社として上海に設立しました。2009年5月に三洋電機の基幹系システムをオフショア運用するため、無錫支社を設立。そして2015年2月にパナソニックISの子会社となりました。

当社では、ソリューション、ITサービス、運用保守、オフショア開発の4つの事業を展開しています。
注力する分野は生産現場と営業現場。
中国の関連企業をはじめ、北米、東南アジア及び日本へ、MES(製造実行システム)を展開しています。

また、販売代理店さま向け受発注管理システムは1350店舗以上の導入実績を誇ります。
中国の先進IT技術とリソースを活用して、中国におけるパナソニックグループのビジネス拡大を全面サポートしています。

当社の強みはまず、日本企業の文化を熟知する人材。設計・開発から導入・運用までのワンストップサービスによるコスト競争力。そして、セキュリティ、業務知識、サービス意識など、さまざまな観点から取り組んでいる徹底した品質保持体制です。

パナソニックISと当社のシナジー効果を発揮して、グローバルにITサービスを提供できるよう、全社一丸となって精一杯努めてまいります。

あいえす☆うちのBOSS<ボス>

「今号のボス」サービスビジネス本部 IDC運用センター グループマネージャー 加藤仁

インフラ全般のサポート・運用を担うIDC運用センターで、ツーカーな仲の2人を直撃。

ボスはグループマネージャーの加藤仁、紹介してくれるのはグループリーダーの藤本欣成です。

「私の所属部署は、サーバー構築後の調整などといった実際の運用オペレーションを行うグループ。加藤さんには入社当初からお世話になっていて、通算10年ほど一緒に仕事をしています」。

加藤GMは、自他ともに認める「いじられキャラ」!新入社員さえも2,3ヵ月と経たずに上司/部下の立場が逆転してしまうそう...!?

「緊張感をほぐしてくれる方ですね。普段はおちゃらけて下からいじっていますが(笑)、頼りになります。穏やかな人柄のおかげで部署が活気付くので、これが仕事をうまく進める秘訣なのかなと思っています」。

そう語る彼にこれまでの思い出を尋ねると、入社後初めて任されたプロジェクトでの出来事を教えてくれました。

「ネットワーク担当として参画したのですが、稼働前夜になってもシステムが動かず、万事休すの状態に陥ったんです。もうだめだと加藤さんに連絡したところ、すぐ駆けつけてくれて。瞬時に直してくださった後、自分の業務へ戻っていかれる姿がとても印象的でした。今でも覚えていますね」。動いて当たり前のインフラですが、それを支えるメンバーの努力は相当なもの。「水道と同じですから」と見せる何気ない笑顔に頼もしさを感じました!

サービスビジネス本部 IDC運用センター グループリーダー 藤本欣成

本ページは、当社が発刊しております「IS CLOSE UP」を基にWEB用に抜粋した内容で作成しております。
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