プレスリリース

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2011年10月4日のプレスリリース Citrixの中小規模向けVDIシステム「CitrixR VDI-in-a-box」の取り扱いを開始

パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長:前川 一博 以下:パナソニック電工IS)は、10月4日より、Citrix Systems, Inc.社(本社:米フロリダ州フォートローダーデール 以下:Citrix)が開発する中小規模向けVDIシステム(※1)「CitrixR VDI-in-a-box」の取り扱いを開始いたします。

デスクトップの仮想化(※2)を実現する技術は、大別して画面転送型(※3)とネットワークブート型(※4)の2種類があります。画面転送型は端末のデスクトップ環境をサーバ上で管理するため集約性が高く、運用管理の効率化やセキュリティ対策に大きな効果が得られるという魅力を持っています。VDIシステムはこの画面転送型に基づいており、仮想デスクトップソリューションのなかで最も一般的に利用されています。

本システムは、端末300台未満の規模に適しています。デスクトップの仮想化に必要な環境を仮想アプライアンス(※5)としてオールインワン化しており、短期間で構築できるほか、導入後の運用管理も容易です。また、デスクトップ環境の保管場所としては、システム規模に合わせローカルストレージを採用。これは一般的に使われるSAN/NASなどの共有ストレージよりも安価であるため、初期導入費用を大幅に削減します。さらに「CitrixR HDX?テクノロジー」を活用することで、高負荷処理に不向きとされている画面転送型システムでありながらも、動画再生やWeb会議など をスムーズに実現します。

パナソニック電工ISは、多くの端末を運用管理する煩わしさや情報漏えいの危険などの問題を解決するため、仮想デスクトップソリューションに設立当初より取り組んでまいりました。長きにわたり培ってきた経験やノウハウを強みとして、文教市場では180校以上のシステム導入実績を有しております。

VDI方式の仮想デスクトップソリューションとして従来から「CitrixR XenDesktopR」をご提供してまいりましたが、今般、中小規模向けの本システムを加えることで、お客さまの規模に幅広く対応したご提案が可能となります。これにより、特に中小企業や文教市場に向けたデスクトップ仮想化の展開を加速してまいります。

■「CitrixR VDI-in-a-box」の概要

  (1)取扱開始日 2011年10月4日
(2)標準価格 350万円~(システム構成により異なる)
(3)販売目標 2012年度 2億円


■主な特長

  (1)仮想アプライアンスとしてオールインワン化し、容易な構築と管理を実現
 デスクトップの仮想化には、サーバへの負荷を分散させるロードバランサや、各端末にデスクトップ環境を割り当てるコネクションブローカーなど、さまざまなソフトウェアが必要となります。
本システムは、これらを仮想アプライアンスとしてオールインワン化。サーバに展開し、最低限の設定をするだけで構築できます。管理ツールも一体化しているため、導入後の運用管理も容易です。

(2)安価なローカルストレージを採用することで、初期導入費用を大幅に削減
 本システムでは、デスクトップ環境を保管するためのストレージとして、一般的に使われている高価な共有ストレージではなくより安価なローカルストレージを利用できます。これにより、初期導入コストの大幅な削減が可能です。

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(3)「CitrixR HDX?テクノロジー」を利用し、高負荷処理もスムーズに実現
 VDIシステムは、アプリケーションをサーバ側で動作させ、画面イメージだけを端末に送る「画面転送型」のため、端末の集約性は高いものの負荷の大きい処理には不向きという課題がありました。
シトリックスの「CitrixR HDX?テクノロジー」は、ネットワーク環境と端末環境のバランスを取ることで、それぞれの環境に関わらず安定した操作性を実現する技術です。本システムはこの技術を利用しているため、動画再生などの高負荷処理もスムーズに行うことが可能です。

※1 VDIシステム
デスクトップの仮想化を実現するシステムの1つ。
アプリケーションなどをサーバ側で動作させ、画面イメージだけを端末に送る「画面転送型」の技術に基づいており、 各デスクトップのOSをサーバ上で稼動させる手法を取っている。
デスクトップの集約性が高いうえに、ユーザーごとに独立したOSを利用できるため、高い生産性のままで集中管理を実現できる。

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※2 デスクトップの仮想化
個別に設置・管理されているPCのアプリケーションやデータをサーバで一元管理する技術。
運用管理の効率化やセキュリティ対策に有効とされている。
※3 画面転送型
アプリケーションをサーバ側で動作させ、画面イメージだけを端末に送るシンクライアントの手法。
※4 ネットワークブート型
端末の起動時にサーバからネットワーク経由でOSを転送し、アプリケーションを端末側で動作させるシンクライアントの手法。
※5 仮想アプライアンス
仮想環境において、目的のアプリケーションがすぐに使えるようにあらかじめ構成してあるソフトウェア。
アプリケーションを使用するために必要なOSや各種ソフトウェアが、既にインストールされた状態で一体化しているため、展開するだけで即座に利用可能となる。
通常のソフトウェアに比べ、導入の手間が低減できる利点がある。


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