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節電のヒント

eneviewの特長④ Acknowledge 成果が見える

例えばオフィスビルの一日を始業前・就業時・残業時・就業外に区分すると、それぞれの時間帯によってエネルギーの使われ方は違うもの。ムダの発生しやすいポイントもおのずと変わってきます。省エネを始める際にまず大切なことは、現状把握。「いつ」「どこで」「どのくらい」「何の目的で」エネルギーが消費されているかを調べることで、エネルギー消費のクセが見えてきます。

Point1 実態を把握する

電力料の値上げや真夏の節電要請に各社さまざまな努力をされています。エネルギーの消費量の変化は、基本的に人の活動を反映します。エネルギー使用量の実態を知り、人の行動とのアンマッチを見つけ、また行動を改めることで省エネ対策を具体的に進めることができます。

Point2 理想の使用量

「実際に計測された電力量」と「理想とする(または事前に想定した)使用量」との比較グラフ

オフィスや施設内の就業時間・準備時間・業務による人の動きを考え、計測値(図1:青線)を合理的なエネルギー利用の曲線(図1:赤線)と比べます。ギャップ(図1:黄色のエリア)を観察し、不要な待機電力、就業前の不要電力、原因不明のピーク電力、消灯単位などの原因と対策を検討します。

Point3 正確な把握で効果的な対策立案

総電力使用量(図2)は図3のように複数の設備の電力使用量を合わせたものです。より細かい単
位で使用電力量を計測することで、詳細かつ適切な省エネ対策の立案や期待削減量の把握を行
うことができます。

総電力使用量
使用電力の内訳

Point4 eneviewで省エネのPDCA

eneviewはこのような省エネニーズにお応えし、電力使用量を大局で見たり、フロア別や機器別にカテゴライズしたり、もちろん単体で日内~年間変化を観測したりと、地道な活動である省エネのPDCAをお手伝いする機能が完備されています。

現状が見える Problem-finding みんなに見える Display 対策が見える Clear 成果が見える Acknowledge

eneviewを活用した省エネ活動の勘所

具体的には、どのように省エネを進めればよいのでしょうか。15の介護事業所を展開、運営している医療法人 敬英会様(以下、敬英会)は、2010年6月より介護老人保健施設「つるまち」でエネルギー監視をスタートして以来、データに基づく分析と的確な改善による省エネ活動で大きな成果をあげています。ここからは、敬英会、立命館大学、パナソニックISが共同で立ち上げた「省エネ研究会」の分析により明らかになった省エネのポイントを通じて、敬英会における取り組みの勘所をご紹介します。

総電力は人の活動と比較。「不要」をつかめ!

電気料金は、電気の総使用量とピーク電力(デマンド)によって決まる。従って省エネの取り組みとしては、下記2点が重要となる。

  1. 総使用量を減らす
  2. ピーク電力を下げて平滑化する

そのために、人の活動に不要な電力を、1日の消費電力の推移から把握し、削減を行った。

不要な時間帯の消灯

[データのポイント]

業務開始前(6時~8時ごろ)に消費電力の増加が見られる。

[アクション]

確認の結果、早出のスタッフが全ての照明を点灯させていた。
業務に必要な箇所のみ順次点灯していくこととし、同じく残業時間帯の照明点灯についても見直しも行った。

[効果]

不要な時間帯の消費電力を抑えることで、総使用量を減らすことができた。

不要な電気使用を削減

[データのポイント]

電力使用量のピークを抽出、使用している照明電力などの電気使用についてさらに詳細な分析を行う。

[アクション]

電気回路単位で使用量の多い順に、スタッフ・利用者の活動上不要な箇所を洗い出し、常時消灯するなどした。

[効果]

ピーク電力の低減により、契約電力を下げることができた。

複数指標を比較すると「環境の変動」が見えてくる!

全体量だけを見ていても、問題点を見つけ出すことができない。問題点を見つけ出すためには、より細かい単位で使用電力量を把握する必要がある。

使用電力量の細分化

[データのポイント]

フロア・エリア別に総使用電力量を細分化した。空調エネルギーはLPガスのため、電力の使用量は変化が少ない。一方、厨房とポンプの電力が大きく変動している。生活活動時間とあわせ、10時~11時ごろに電力使用のピークとなっている。

[アクション]

この時間帯の業務を調べると、厨房の食器洗浄機の稼働と、お風呂の稼働時間が重なっていた。業務スケジュールを見直し、食器洗浄機の稼働時間がピークに重ならないよう調整した。

[効果]

ピーク電力を押し上げている要因を特定し調整できたことで、ピーク電力の低減と平準化ができた。同じように時間単位、あるいは年間単位で電力使用量をさまざまな切り口で把握し、業務時間の変更や設備の改善を行うことで、積み重ねた結果としての総電力使用量の削減が進展した。

新たな気づきが生まれる、踏み切った「1度」の差!

省エネの活動は、「ムダの発見」による使用量の削減だけでなく、新たな「気づき」を生み出すことがある。

利用者視点の適正室温

[データのポイント]

省エネ活動の一環として、 夏場の空調(冷房)設定を1度あげて27度とした。

[アクション]

現場ヒアリングを実施したところ、施設利用者からは、快適性が向上したとの結果が得られた。

[効果]

従来はスタッフがスタッフの感覚に合わせた設定を行っていたことが“気づき”となり、他に同じようなことがないか確認するきっかけとなった。


稼働時間の調整

[データのポイント]

サービス開始前の誰もいない時間帯に室温が下がっていた。

[アクション]

空調が稼働していた。利用時間帯に適正温度になるよう、稼働時間を1時間遅らせた。

[効果]

不要な空調により、空調エネルギーの削減ができた。

急激な温度変化の低減

[データのポイント]

夕方の時間帯に室温が大きく上下動している。

[アクション]

施設利用者が空調を寒いと感じ、窓を開けた調整が行われていた。先の設定温度の変更に加えて、利用者視点でこまめな空調の調整を行った。

[効果]

窓を開けた調整が不要となり、急激な室温の変動がなくなった。
これにより、空調電力の削減も図られたが、 同時に利用者の健康に対する負担も減る“気づき” となった。

周辺環境を考慮した効果的な対策を!

省エネ活動をすることで、エネルギーの使用量が常に削減されていくわけではない。周辺環境も考慮した分析と取り組みが必要となる。

エネルギー使用量の増加原因

[データのポイント]

改善前に比べて順調な改善を見せていた空調エネルギーであるが、3年目が前年に対して増加する結果となった。

[アクション]

外気温を調べて照らし合わせた。結果、前年度に比べて平均で約1度高くなっており、これが原因で空調エネルギーが増加していたと考えられた。

[効果]

増加は外的な要因によるもので、省エネの取り組み自体が緩んでいるわけではないことがわかる。目先の数値のみを追うと無理な省エネ活動となり、ひずみが生まれる。こうした外的な要素にも考慮した活動が必要である。

省エネ効果を予測してから設備を更新!

省エネというと、LEDなどの省エネ機器に取り替えるということが方策として浮かぶ。しかし、本当に投資に見合う省エネが実現できるのかを検討することも大切となる。

設備更新の検討に計測結果を活用

[アクション]

設備の老朽化に伴うリニューアルを行うことになったグリーンガーデン橋本にて、工事の1年前からエネルギー計測・分析を実施し、設備更新の検討を行った。

[効果]

設備更新コストと省エネ効果を比較検討することで、過剰な設備更新を避けることができた。

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